『暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー』(公開中)でドンモモタロウ/桃井タロウ役を演じている樋口幸平さん。コーチとして子どもたちにサッカーを教えていた時期もあるそうで、その経験は役者としての次の一歩にも大きな影響を与えているようです。
最近は「縁」という言葉に敏感
── 共演の別府由来さんはよき仲間とおっしゃっていましたが、仲良くなったきっかけを教えてください。
樋口さん:
今思うと、直感のようなものがあったのかもしれません。
オーディションってみんな気合いも入ってるし、お互いに負けたくないから正直ピリピリした雰囲気があります。でも、由来は最初に会ったときから、気さくに声をかけてくれて、帰りも一緒に帰ったほど。
でもまだそのときはライバルという気持ちがありました。その後、2次、3次、4次と進んでも毎回会うんですよ(笑)。2回目は「またいるぞ」と思ったけれど、3回目のときには僕のなかでも、「最後まで残って一緒にがんばるぞ」という気持ちになっていました。
やっぱりこれも縁だったのかなって思うんです。
タロウのセリフじゃないけれど「縁ができたな」という感じで、縁という言葉に敏感になりました。昔、なんとも思っていなかったことが、実はこのための縁だったのでは?と感じるほど、意識してしまって。すべては縁で成り立っていると考えるようになりました。
ドンブラザーズのメンバーに会えたのも、今こうして役者の仕事ができるのも、取材を受けるのも、すべて縁だと感じて大事にしなくちゃという思いになります。