「人に相談しないって決めてました」と語るのはタレントのベッキーさん。友人関係は狭く深く。それでも20代の頃は、仲の良い友人にさえ、悩み事を相談できなかったと言います。しかし、30代に入って少しずつ人を頼ることができるようになってきたとか。人に弱音を吐けなかったのはなぜか。本音を語ったことでどう感じたのか。お話を聞きました(全5回中の3回)。
一見フレンドリー風だけど
── ベッキーさんは、バラエティ番組にもたくさん出演されて、芸人さんからの支持も高いイメージがあります。ご自身で「そうですね」とは言い難いと思いますが。
ベッキーさん:
「そうですね!」って、言ってみたーい(笑)。そんなことないですよ。でも、芸人さんで優しくしてくださる方もいるし、何か特別な繋がりを感じるような方も少しいらっしゃいますね。
── 芸能界のお友達も多そうです。
ベッキーさん:
いろいろな仕事をしてきたから、知り合いは多いかもしれないですね。スタジオに行けば、「久しぶり!」「元気?」って声を掛ける人はたくさんいるかもしれないです。でも、だからといって友達がたくさんって感じでもなく。わりと狭く、深くつき合うほうなんですよ。
自分の弱いところは絶対見せない!
── ベッキーさんは、昔から素の自分を見せるタイプでしたか?
ベッキーさん:
20代の頃まではそうでしたね。昔はあまり人と群れなかったし、何かあっても全部自分で解決して。自分の弱いところを人には絶対に見せない!って感じで生きてきましたね。
── 相談したら悪いなって思ったのか、あえて相談しないと決めていたのか。
ベッキーさん:
相談しないって決めてました。自分で頑張ろう。そういうものだと思ってたんですよ。ちょっと昭和的なスタイルというか、今の令和の子たちには通用しない感じですけど。それに、裏でもベッキーのキャラクターを守ってましたね。
── 仲の良い方たちに対しても?
ベッキーさん:
裏でもベッキーしていたかもしれないです。たとえばバラエティの悩みがあったとしても、変な正義感、プロ意識があって、「常にベッキーでいよう」みたいなスイッチが入ってたんだと思います。