折に触れて子どもに伝える大切さ

「体の仕組みについて詳しく話したのは、長男が小学4〜5年生のころだったと思います。年齢は特に意識していませんでしたが、低学年くらいのほうが偏見がなく、変に恥ずかしることもなく話ができそうだと思いました。

 

ただ、わが家では生理というワード自体は幼いころから家庭内で普通に使っていました。子どもたちは意味を知らないながらも、幼いころから聞き慣れていた言葉だと思います」

 

教えるというよりも、日常のなかで学べる環境を増やせるようにしてきたというMOTOKOさん。

 

「言葉だけで伝わりづらい部分は本の力を借りたり、聞かれたら答えられるよう夫に知ってもらったりもしてきました。仕組みをしっかりと理解してもらうことをゴールとするわけでなく、自然と伝わるようにすることを心がけています」

家庭内において、子どもにどう伝えればいいか、戸惑うことは多々あります。しかし折に触れて伝えることで、思いもかけぬ嬉しい結果が待っていることもあるかもしれませんね。


取材・文/可児純奈