フジテレビ系で放送されている朝の情報番組「めざましテレビ」。番組でお天気キャスターを務めた「ちかちゃん」こと、多田(旧姓・高樹)千佳子さん(42)は3年前に住宅業界のオープンハウスに転職し、今では広報宣伝部で係長を務めています。「日々、成長を感じています」という今の心境を話してくれました。

キャスターとして需要は減っていくと判断し、転職を決心

現在の多田さん

── お顔を拝見すると、当時とお変わりなく「ちかちゃん」だ、と感じますが、めざましテレビのお天気キャスターはいつ頃、務めていたのでしょうか。

 

多田さん:
キャスターなどのマネジメントをする事務所に大学2年の頃から所属していて、めざましテレビのお天気コーナーは大学4年生の4月から3年ほどさせていただきました。

 

その後、めざまし土曜日の方で情報キャスターを5、6年ほど担当しました。フリーだったので、局や媒体を超えて、他にもいろいろなお仕事をさせていただきました。

 

── 2019年の5月、39歳の時に、異業種のオープンハウスに転職されて話題となりました。どういった心境の変化だったのでしょうか。

 

多田さん:
「今後、40代以降、20代と同じペースで仕事をするのは難しいだろうと思った」というところですね。

ラジオパーソナリティーを務めるキャスター時代の多田さん

自分自身のキャスター、アナウンサーとしての需要が下がっていくことも感じていましたし、結婚して、子どもが生まれてからは、仕事時間にも制限があります。年齢が高くなるにつれて、キャスターとして長く続けていくことは難しいのかなと思いました。

 

本当に生き残れるのは人気と実力を兼ね備えたごく一部の人になるんですね。

 

星の数ほどキャスターがいて、番組では局のアナウンサーやタレントさんを使うことも多いですし、この先もこれまでと同じペースで自分が仕事を続けることは厳しい。

 

もちろん同世代のキャスター、アナウンサーさんで、自分のペースで続けながら、子育てをしている方もいらっしゃいます。でも、私の場合はもう少し社会に出て、仕事をしたかったので、一大決心をして、転職しました。