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「プチ起業ママ」が働くママ仲間にイラッとされてるって、その理由

仕事

2018.08.31

最近では、自分の得意分野を活かして起業する「プチ起業」が人気。小さなカフェを開いたり、手作り品を売ったりする「プチ起業ママ」も増えています。
ところがこの「プチ起業ママ」たちの言動が、働くママ仲間をイラつかせているというのです。それはなぜなのでしょうか…?

セミナーに感化され大志を語る、意識高い系ママA子(清花さん/34/会社役員)

スポーツクラブ仲間のA子は、いま流行りのプチ起業ママ。ついこの間まで普通の主婦だった彼女が、ハーブの勉強をして資格を取得したとかで、駅前のスペースまで借りて教室を始めたらしいんです。

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ある日、スポーツクラブの帰り際でした。「ねえ清花さん、私こんなの始めちゃったのよ、ぜひ来てね! これからの生活はロハスじゃないと」とチラシをくれたのですが、正直なところ(はあ? いまさらロハス…)という感想。

あれから3か月ちょっと経ったでしょうか、最近はもっとスゴいことになっていて「この仕事って子ども達が育っていくこの地域を変えていく、そんな意義を感じるのよ。これって社会還元よね!」と、なにかに取り憑かれたかのような言動。意義…社会還元…? 

どうやら自治体の「女性起業セミナー」に通ってすっかり感化されたらしく、大きな志を語る彼女にドン引きするばかり。ところが肝心の事業のほうはというと、まだ片手間で収入も赤字なのだとか。志が高いのは結構ですけど、大丈夫ですか?お仕事のほうは??

最近は、「彼女の声を聞きたくない」という理由でスポーツクラブのコースをナイト会員に変えたママも続出。まあ、私のようなキャリア職ママとしては、気楽でうらやましい話ですが。いっぱしの起業家になったつもりなのか、ちょっと勘違いしていませんか? あなたの勘違い、正直イラつきます!

一同イラッ!! 意外にしたたかなサロネーゼB子(幸恵さん/39/派遣)

B子は手先が器用で、古い着物をリメイクしたり、人形や刺し子やキルトを作るなど、多趣味なママです。趣味でやっている間は良かったんですが、ちょっと広めの自宅の一部を改造して、いわゆる「サロン」を始めたんです…流行の「サロネーゼ」という、よくある女性プチ起業の形態です。

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B子の作品は素人レベルでは上手ではあるけれど、商売になる代物ではありません。ましてやB子が人に物事を教えるようなタイプでもありません。それが、誰にのせられたのかわかりませんが、プチ企業してしまったわけです。

開けてみれば予想通り、サロンにいるのは顔見知りの友人・知人ばかりで「周囲を巻き込んで維持している」という、ありがちなパターン。通っている間に材料や小物を買わされるわ、同じようなものばかり作らされるわで商売は続かず、彼女の周りには人がいなくなりました。

ところが! B子は意外としたたかでした。今度はネットショップを立ち上げて、手づくりの小物を売り始めたんです。それが結構な値段で売れていて、いい小遣い稼ぎになっているのだとか。

どうやらご主人がサポートしてくれているみたいで、本人は遊んでいるだけ。サロンでさんざんカモにされた私たちに謝ることもなくそこそこ成功しているB子に、みんなでイライラしています。

ネットで子ども服を売る自称IT社長C子(加奈子さん/35/パート)

先日、スーパーでばったり会ったC子。子どもが同じ保育園だったのですが、なにやら雰囲気がガラリと変わっているんです。聞けばネットショップを立ち上げて、子ども服や小物を売っているのだとか。

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「それが面白いように売れてねwww」と高笑いのC子。よく見ると景気が良いようで、全身ブランドものに身を包んでいました。ショップのホームページなどはIT系につとめている旦那様に「タダで作ってもらった」とかで、C子が仕事の間は近くに住む親が子どもの面倒を見てくれているそう。

(なんとうらやましい環境! うちの夫とはエラい違い!)と驚いていたら、C子が私に言ったのです。「ITで仕事をはじめると、他人に使われて時給で仕事するのがバカバカしくなっちゃうわよ。あなたもやればぁ?」。

そして追い打ちをかけるように「ねえ、商品を梱包して発送するバイトしてくれないかな? いまの時給と同じくらい出すからさ」とマウンティング。あぁ神様!! どうかC子のショップをつぶしちゃってください!

行政が初期費用をサポートしてくれる制度もあり、開業までの敷居が低いのが「プチ起業」人気の理由のひとつです。起業は本来、社会に果たす責任や製造物・従業員への責任を伴うもの。バリキャリママや起業家ママから見れば、プチ起業はお気楽に見えるのかもしれません。

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ライター:黒坂彩子
修羅場、ドロドロ、感動話、さまざまなリアル体験を見聞きした中から、「女は潔く生きよう!」をモットーに、女性としての筋の通し方を追求中。時折、「筋道を通さないほうが幸せかもしれない」と酔ってクダをまくフリーライターです。

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