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寿退社は廃れた!?厚労省の調査に「キャリアの分岐点は結婚じゃない」

仕事

2019.12.16

時代と共に変わっていく女性の働き方。一昔前までは「男は仕事、女は家庭」なんていわれていましたが、今では“共働き夫婦”の方が多いように感じますよね。実際に厚生労働省の調査報告によると、結婚後も働く女性は8割以上を占めるそうです。

寿退社する女性は2割にも満たない!?

話題の渦中にあるのは、厚生労働省が11月27日に発表した「21世紀成年者縦断調査」。同調査は平成24年から毎年行われており、今回の調査でじつに7回目の実施となります。

 

まずは第1回調査時に独身で、現在既婚者である男女に“就業状況”をヒアリング。結婚前も後も「仕事をしている」と回答した人は、男性が99.3%、女性が81.4%を占めていました。ちなみに「結婚後に仕事を辞めた」人の割合は、男性が0.2%、女性は18.1%と両者とも少数派のよう。

 

続いて結婚後も「仕事をしている」と回答した人を対象に、“結婚後の就業形態”を質問しました。男女ともに最も回答数が多かったのは、「正規の職員・従業員」。しかしその割合を見てみると、男性が8割以上なのに対して女性は57.6%という結果に。「正規の職員・従業員」が最多といっても、男女間でかなり差があるようですね。

 

女性たちのリアルな本音に注目!

では厚生労働省の今回の発表を受けて、世の働く女性はどのような反応を示しているのでしょうか。SNSやネット上のコメントを見てみると、「結婚したくらいでは辞めないでしょ。問題は妊娠・出産後だよね?」「寿退社自体が廃れた今、そりゃ結婚しても仕事は続けるわ。本当の分岐点は妊娠してから」といった指摘が相次いでいました。

 

その一方では“本当は働きたくない”という本音も多数上がっており、「一馬力では生活が苦しいから働いてるだけで、なれるものなら専業主婦になりたい」「1度離職したら再就職は難しいと思ってるから、安易に仕事を辞められない。出産ならともかく結婚で辞めるとかもってのほか」などのコメントが。

 

また“結婚後の就業形態”については、「自分のキャリアを捨てたくないから、結婚後も正社員のまま働いていたい」「家のことをきちんとこなしたいので、結婚後はパートの方が良さそう」と意見が真っ二つに分かれていました。

 

働く既婚女性に「子連れ出勤」の有無を尋ねてみたら…

厚生労働省の調査結果とは裏腹に、むしろ仕事の分岐点は“妊娠・出産”にあるという声が多かった今回の件。最近では出産後でも働きやすいよう「子連れ出勤」を実施する企業も増えていますが、実際に子連れ出勤を経験したことのある女性はどれくらいいるのでしょうか。

 

今年3月にしゅふJOB総研は、「子連れ出勤」についてアンケートを実施。働く女性1000名に対して“子連れ出勤をしたことがありますか?”と尋ねてみたところ、「ある」と答えた人は15.4%、「ない」という人が84.6%を占めました。

 

そこで今度は、“子連れ出勤する人の同僚として、一緒に働いたことがあるかどうか”をヒアリング。こちらも「ある」と答えた人は2割にも満たない状態で、大半の人が「子連れ出勤する人と働いたことがない」と回答しています。

 

ちなみにアンケートのフリーコメントには、「どうしても子どもの面倒を見てくれる人がいないことがあるので、そんなときに子連れ出勤できるのは有り難い」「自分も周りも気を遣うし、できることなら子連れ出勤はしたくない」など賛否両論の意見が続出。

 

働く既婚女性が増えているといえど、働きやすい環境作りにはまだまだ課題点がたくさんありそうですね。

 

関連記事:子連れ出勤に4割が賛成!?背景に潜むさらに深刻な問題

 

文/内田裕子

参照/厚生労働省「第7回21世紀成年者縦断調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen20/dl/kekka_gaiyou.pdf
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/judan/seinen20/dl/chousa_gaiyou.pdf

株式会社ビースタイル「子連れ出勤にまつわるアンケート調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000003176.html

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