2019.02.04
家事と育児を重視して働くことが出来る仕事があれば、働きたいと思っているママは沢山いるのではないでしょうか?
フルタイムで働くとなると、そのバランスを保つことが難しくなってしまいそうですが、時短勤務が可能であれば、家事も育児重視して行なうことが出来そうですよね。
そこで、時短勤務が叶う職業をご紹介することにしましょう。
◆時短勤務とは?
まずは、時短勤務とはどういう働き方なのか確認しておくことにしましょう。時短勤務という働き方は、改正育児・介護休業法と呼ばれている法律で定められた制度のひとつになります。
3歳未満のお子さんがいる場合、勤務時間を6時間に短縮して勤務することが出来ることになっています。
例えば、本来の勤務時間がお昼休みを含めて9:00~18:00の場合、10:00~17:00という風に勤務時間を変更することが可能になるシステムになります。
時短勤務は、本来は出産や育児、介護による離職を食い止めるためのひとつの制度としてスタートしました。
こうした制度の流れを受けて、改正・育児介護休業法の規定とは別に、最初から家事・育児と仕事の両立を行ないたいと思っているママ世代を対象とした時短勤務が可能な職業の募集も行なわれるようになって来ています。
◆時短勤務が可能な職業や職場の特徴とは?
それでは、時短勤務が可能な職業や職場にはどんな特徴があるのでしょうか?その特徴についてチェックしてみましょう。
●突発的な対応が必要でない
時短勤務の場合、突発的な対応が必要でない職業であることがポイントになって来ます。比較的、仕事の流れが定型化されている職業であれば、急な対応を迫られるケースが少ないため時短勤務が可能な職業と言えます。
●シフト制勤務が取り入れられている
シフト制勤務が取り入れられている職業の場合、決められた就業時間で仕事を終了することが可能です。シフト制勤務が取り入れられている場合、就業時間を労働者の都合に合わせて決めることが出来るケースが多くあります。
●女性の勤務者が多い職場
職場環境として女性の勤務者が多い職場では、既に時短勤務を利用している人がいるため、時短勤務の運営をスムーズに行なっているケースが多くあります。
デパートや化粧品会社、生命保険会社など多くの女性が活躍しているところであれば、制度も充実していて積極的に採用している傾向にあります。
◆時短勤務が可能の職業とは?
それでは、時短勤務が可能な職業にはどんな職業があるのか具体的にご紹介することにしましょう。
●専門事務職
これまでの専門事務職経験を活かしてキャリアを継続したいと思っている方には、時短派遣という働き方があります。
経理、人事、総務といった専門事務職を行なって来た方であれば、これまでのキャリアを継続しながら、家事と育児も大切にしたいという働き方が可能です。
短時間正社員制度の推進が行なわれていますが、実際に導入している企業はまだまだ少なく恒常的に採用している企業は2割に満たないと言われています。
そのため、専門事務職でのキャリアを継続しつつ、家事と育児のための時間も確保したいと思っている方には、時短派遣がおススメです。
●看護師・介護士・保育士
短時間正社員制度が導入されてその制度が普及している職業として、看護師・介護士・保育士があります。
これの職業はどれも人手不足の傾向が高いため、他の職業に比べて短時間正社員制度の普及率が高くなっています。厚生労働省の発表によるとこれら3職種を含む医療・福祉分野業界での一時的に短時間正社員制度を導入している割合は57.6%、恒常的に短時間正社員制度を導入している割合は17.3%で、全業界の平均はそれぞれ45.5%、13.5%となっていますので、これらと比較すると高い割合であることが分かります。
そのため、看護師・介護士・保育士の資格を持っている方は、短時間勤務の仕事を見つけやすいと言えるでしょう。
●テレフォンオペレーター
コールセンターで働くことの多いテレフォンオペレーターは、シフト制勤務を導入しているケースが多いため、時短勤務が可能な職業と言えます。
テレフォンオペレーターの仕事には、大きく分けるとインバウンド(受信業務)とアウトバウンド(発信業務)があります。
インバウンドは、お客様からの問い合わせ対応、ショッピング注文受付、サポートデスクなど多岐にわたります。
アウトバウンドは、セールス電話、アンケート調査、会員申し込みの本人確認などを行なうことになります。
どちらの業務も、事前研修が行なわれ、受け答えのマニュアルなどが用意されていますので未経験者でも行なうことが出来ます。
●販売員
デパートやアパレル業界などの販売員は時短勤務が普及している職業と言えます。
職務内容は、来店されたお客様をお迎えして、お客様の要望をお聞きして、商品の説明を行ない、会計、お見送りまで行なうという仕事があります。
また、商品の検品やディスプレイなども大切な業務のひとつになります。さらに、来店されたお客様がより快適により便利に買い物ができるように整理整頓を行ない清潔で快適な環境作りも大切な職務になります。
接客のプロとして、お客様のよきアドバイザーになることも重要な業務になります。
家事と育児を大切にすることが出来る時短勤務が叶う職業の特徴や具体的な職業についてご紹介して来ました。よろしければ職業選びの参考にしてみて下さい。