習い事格差が共働き親子を襲う…解消する手立ては?

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vol.2 習い事格差

育児、仕事、家事、社会のこと、ママたちが普段気になっていることをCHANTOモニターに大調査!ママたちの「どうして?」を「なるほど!」に変える記事をお届けします。vol.2は子どもの習い事格差についてです。

習い事格差とは、専業主婦家庭に比べ、共働き家庭は子供を習い事に通わせることが難しい、通わせられる時間帯だと選択肢が少ないといった状況をさす言葉。送迎の問題などから、子供が通いたくても習い事をさせてあげられなかったり、複数の習い事に通わせたくても1つしか通わせられないなど共働き家庭の課題が表面化してきているといいます。実情はどうなのでしょうか?

<ひとつ前の調査結果に戻る> 子連れ出勤に4割が賛成!?背景に潜むさらに深刻な問題

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習い事率は8割近く。その一方で格差の広がりも


まず習い事の現状を調べるために、ママたちに子どもにいくつ習い事をさせているかを聞きました。

「1つ」(40%)、「2つ」(25%)、「3つ以上」(11%)と習い事をさせている家庭は全体の76%という結果となりました。共働きの家庭で時間がないにも関わらずかなり高い割合となっており、多くの家庭が小さい頃から子どもの好きなことを伸ばしてあげたいという方針を持っていることがわかります。

なお、習い事の種類については「スイミング」(31票)がダントツで1位。ケガをする心配がなく、体力づくりができるため人気が高いようです。続いて2位は「ピアノ」(16票)、3位は「英語」(13票)という結果となりました。音楽の基本を学べるピアノに続き、2020年から小学校でも英語の授業が必修となることも視野に入れ「小さい頃から英語に慣れ親しんでほしい」と選んでいるママが多いようです。

ただ、小さいうちから子どもの能力を育てたいと思うママが多い一方で、習い事格差が広がりつつある現状もアンケートの結果から垣間見えました。

先のアンケートでは、「検討中」(11%)、「時間がなく難しい」(8%)という回答もあり、共働きで時間のない中、どうやって通わせるか悩んでいたり、断念している家庭も存在していることがわかります。

さらに、習い事の数について見ていくと「1つ」が全体の4割を占めています。まだ子どもが習い事にひとりで通える年齢でなければ送迎に親がつきそわなければなりません。しかし、平日の習い事は仕事があるため難しく、結局は土日に行われている習い事を選ばざるを得ません。

「平日の夜に送り迎えとなると時間が非常に厳しくなる。開始時間に間に合わない習い事も多い。だからといって土日にするとお出かけもできなくなる。自分で通ってくれるようになれば良いが、送り迎えが必須の間は複数持ちは厳しいと考えています」

というコメントもあり、複数の習い事をさせてあげたくても1つの習い事に絞って通わせざるを得ない状況となり、格差が生じているようです。

習い事格差を約4割が実感。課題を解消する方法は?


では、ママたちは習い事格差を意識しているのでしょうか?

習い事格差を感じているかどうか尋ねたところ、「実感はないが起こりうると思う」が44%、「格差を実感する」が39%、「初めて聞いたしありえない」が17%という結果になりました。

一方、CHANTO公式ツイッターにてアンケートを行なったところ、

「知らなかった」が55%、「知っているし実感している」は20%、「言葉はどこかで聞いたことがある」13%、「知っているが実感していない」12%、という結果に。

地域の差などの関係か2つのアンケートで回答にバラつきが出ましたが、「実感している」「起こりうる」という回答も多く、ママたちはなんとなくでも習い事格差を感じているようです。

では、その格差を解消できる手立てはあるのでしょうか?

共働き家庭が増加したこともあり、最近では、送迎バスが出たり、先生が送り迎えをしてくれる習い事やネットを通じて受けられる通信教育型の習い事も増えています。

習い事を検討しているママはそうしたサービスのある習い事や、祖父母やママ友に送迎をお願いできないか相談してみると打開策が見つかるかも。

すでに習い事をさせているママで、習い事が重荷になってしまったり、通わせる目的がブレてしまっているようならば、無理をしてまでやらせる必要はないのかもしれません。きついなと感じているようだったら、どこが負担になっているのか、なんのための習い事をするのかを子どもと一緒に考えてみるといいでしょう。

習い事に通わせられていない場合、子どもの好きなことに一緒に取り組んでみたり、パパやママの趣味や得意なことを教えるなどの機会を増やしてみる方法も。そうした取り組みから子どもの才能や興味を深められるかもしれません。

取材・文/阿部祐子 イラスト/児島衣里

©️CHANTO調べ 調査期間:2019年2月4日〜21日 調査対象:CHANTOモニター97

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阿部祐子

出版社に勤務したのち渡米し、長男を出産。帰国後はフリーライターとしてWEBメディアを中心に執筆を行う2児のママ。CHANTO webでは主に育児、アート、ハンドメイドなどの記事を担当。ライター業とともに、がま口作家としても活動している。週末は趣味の建築巡りと街歩きに、夫と息子たちを連れ回している。

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