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●「更新月」でなくても乗り換えがトクな場合も
キャリアからの乗り換えは、いわゆる「更新月」以外は約1万円の違約金が取られます。機種代の残債も一括返済の場合があり、一時的に支払額が多くなる(※1)ことから、乗り換えをためらう人も多いようです。しかし例えば、乗り換えで毎月の利用料が4000円安くなるとしたら、3か月で違約金分の元が取れることになります。また、機種代金は乗り換えなくてもかかります。つまり更新月までの期間が長ければ長いほど、乗り換えで得する金額も多くなるのです。
(※1)この他、更新月であっても「MNP転出手数用」としてキャリア側に2000〜3000円、「事務契約手数料」として格安SIM側に3000〜3500円程度の費用がかかります。  ●ネットのセット契約をしている場合
スマホとネットがセットになった契約では、スマホを乗り換えるとネットの割引が適用されなくなり、トータルで割高になるというケースがあります。一見、乗り換えると損に見えますが、両方乗り換えるという方法があります。なかには前契約の違約金などをキャッシュバックしてくれるプロバイダもあり、スマホとネットの「ダブル得」が実現することもあります。 ●スマホでの通話が多い人には向かない
家族や友人との通話は「LINE電話」や「Skype」で済ませられても、仕事の電話だとそうはいかない場合もありますよね。自分のスマホで「110分以上の通話」が多い人は、格安SIMだと割高になるケースがあります。逆に「回数は多いけれど10分以内」という場合は、「10分かけ放題」などの通話つきプランに乗り換えを考えてもいいでしょう。

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