「嫌な思い」に入る〝スイッチ〟を変える


 

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気持ちに整理がついても、その後の夫婦生活が「なんだかいまひとつ…」という方は、環境を変えてみてはいかがでしょうか。悪循環に陥ったときに「環境を変える」というのは、心理療法の鉄則です。 今回のような場合、「夜」「寝室」で「夫婦生活」を営んでいたところを「子どもに見られた」ために「嫌な思い」を体験をしたことになります。 「嫌な思い」をした原因は「子どもに見られた」からなのですが、それに不随して「夜」「寝室」「夫婦生活」までもが、「嫌な思い」を思い出させるスイッチになってしまっているのです。 夫婦生活を避けることで「嫌な思い」を回避するのではなく、「夜」「寝室」などスイッチとなる条件を変えてみるだけでも「嫌な思い」は回避できるはず。 子どものいない日の「昼」にする、子どもを預けて外でデートをして「家以外の場所」で、思い切って旅行に出かけて場所を変えてみるのもいいと思います。 条件を変えたことで「嫌な思い」をしないと安心できたら、夫婦生活も少しずつ回復していくことでしょう。ポイントは焦らないことと、「ダメなら次」くらいの気持ちの余裕を持つことだと思います。

 

 

文:矢島みさえ