鏡の法則と「自己開示」の使い方

 

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「自己開示」とは、「自分のことをありのままに伝える」ことを言います。ポイントとなるのは「ありのまま」…つまり真実の姿であること。自分の長所やアピールポイントだけを並べたてる「自己アピール」とは少し違います。 あなたが「自己開示をしたい」と思う相手はどんな人ですか? 茶化したり吹聴したりしないで「自分の真の姿を受け止めてくれる」と思える人ではないでしょうか。 それはつまり「この人は信頼できる」と思える人ということ。つまり「自己開示をする」ということは、相手のことを「信頼している」というメッセージになるのです。 つまり「鏡の法則」でいうと、「あなたが相手を信頼すると、相手もあなたを信用しやすくなる」ということです。 相手が「自己開示」をしてくれたら、それに対して「共感」するのも大切。こうしてお互いに「開示」と「共感」を繰り返していくと、どんどん仲良くなっていけます。 ただし、出会って間もないのにデリケートすぎる話題やプライベートすぎる内容を「自己開示」するのはNG。最初は好きなものや趣味などの話題にとどめて、様子をみながら進んでください。

 

 

人が集まる場で「無理」をしてしまうと、その後も無理をせざるをえなくなり「人間関係ってやっぱりしんどい」と感じてしまうことが多いようです。 良い印象を持ってもらうために「自分を良く見せよう」としても長続きはしません。大切なのは最初から「等身大の自分でいること」だと思っています。

 

文:矢島みさえ