気象病の予防と改善対策をしよう!

 

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気象病を予防・改善するには、自律神経のバランスを整えることが大切です。 特に春は気象病が起こしやすい季節。日ごろから、十分な睡眠や休息をとり、ストレスを溜めない生活を心がけましょう。 また、気象病の原因と考えられている「耳のセンサー」の状態を整えるには、十分な血行を維持することが大切です。 軽く汗ばむ程度の適度な運動をする、湯船に浸かって冷えを防ぐ、といった対策もおすすめです。 その他にも、耳たぶを回したり、引っ張ったりするマッサージや酔い止め・めまい止めの薬も、耳のセンサーの機能を整える作用が期待できます。

 

天候が大きく変化して気象病を発症しやすい日は、事前にこれらの対策をしておくのもひとつの方法です。 酔い止めやめまい止めの薬は薬局やドラッグストアなどで購入することができますので、薬剤師に相談してみるとよいでしょう。 ですが、辛い症状が頻繁に起こるときはセルフケアに頼らず医師の診察を受けることをおすすめします。 なかには重篤な病気が背景にある場合もありますので、「単なる気象病」と軽く考えるのは禁物です。

 

(※1)Spinal Surgery「気象変化と痛み」

 

文:成田亜希子