2018.09.24
台風や地震など、いつ襲ってくるか分からない自然災害。いざという時にあたふたしないために「防災リュック」を備えておくと安心できます。どのようなものを詰めておけばよいのか、チェックしておきましょう。
ポイントは2つ! 防災リュックの作り方
先月放送された『助けて! きわめびと』(NHK)では、 “ママ防災士”の柳原志保さんが防災リュックの作り方を教えてくれました。防災リュック作りの極意は2つあり、1つめの極意は「修学旅行やキャンプをイメージすること」。修学旅行のしおりに載っている持ち物リストを参考に、1泊2日分の着替えや衛生用品、筆記用具などをそろえます。避難所でしばらく生活することを考え、女性はブラつきのキャミソールや生理用品も忘れずに用意してください。
また、柳原さんが特に役立つものとして挙げたのが「現金」。被災後はレジが使えずおつりを出せないお店も多いので、お札より小銭を持参するとよいそう。あとはキャンプで使うものを参考に、紙皿やラップなどを詰めればOKです。アルコール成分が入っていない「おしりふき」はさまざまな用途に使えるので、準備しておくといいかも。
そして2つめの極意は、避難生活の不安を和らげるために「ほっとするもの」をプラスすること。子ども自身が持って行きたいゲームやおもちゃなどを入れましょう。さらに、家族の情報を記入した「パーソナル・カード」を持たせれば安心。子どもが離れた場所で被災しても、連絡をとりやすくなります。
視聴者からは、「生活必需品だけでいいと思っていたから、ほっとするものをプラスするなんて盲点だった」「めっちゃ参考になった! 素晴らしい荷造りの仕方」といった声が。「さっそく子どもと一緒に作りたい」という人もいたようです。
あると便利な赤ちゃん用グッズ
子どもが赤ちゃんの場合は、赤ちゃん用グッズも必要。株式会社明治が運営する「ほほえみクラブ」では、赤ちゃんのための防災グッズリストが紹介されています。リストの中には、おむつやミルク、哺乳瓶といったもの以外に、レトルトのベビーフードを温めるために使える「使い捨てカイロ」なども。とっさに思いつくグッズではないので、ぜひ防災リュックに入れておきましょう。
赤ちゃんは大人に比べると口が小さいため、ミニサイズの使い捨てスプーンもあると便利です。SNSでは、「アイスを買うとついてくるスプーンがベスト」「100円ショップの小さい使い捨てスプーンもおすすめだよ」「デザート用スプーンでもOK!」といった声が上がっているので、参考にしてみては?
もしもの時はすみやかに避難できるよう、防災リュックは持ち出しやすい場所に保管してくださいね。