2021.12.05
自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣や愛用品”を教えてもらいます。
冬になり、朝起きるのがつらい季節になりました。平日は仕事や家事のためにと起きられても、休日は遅くまで寝てしまい有意義に過ごせなかったと後悔することってありますよね…。このままでは、年末年始もダラダラと過ごし、結局やりたかったこともできず後悔してしまうかも…。今回は、長年夜型だったというおふみさんが早起きを習慣化して身軽になったという方法を教えてもらいました。
毎年叶えられずにいた目標「早起きを習慣にしたい」を達成した
早いもので2021年も残り1か月をきりました。 今年はどんな1年でしたか?
私にとって記念碑的な年でした。なぜなら、長年の願いだった「早起きを習慣にしたい」を叶えることができたから。
年始に「今年叶えたいこと」を手帳に書くようにしているのですが、そこに毎年必ず書いていたのが「早起きを習慣にしたい」という文言でした。
自宅で仕事をするようになってから、どんどん夜型になっていて、特に昨年2020年はそれが加速していました。 作業がのってきたときに、その波を逃したくなくてついつい夜更かししてしまうのです。 新聞配達の音が聞こえてきて、さすがに寝るか…と布団に入ることもしばしば。これはさすがに社会生活を送るうえで不便です。 そこで、早起きを習慣にしたいと思いました。
「人との約束」が布団の外へ連れ出してくれる
まず、早起きのきっかけは、人との約束でした。
2月16日に、音声配信SNS「クラブハウス」で毎朝7:30から配信を始めました。 「早起きを習慣にする部屋」と銘打って、 仲の良いブロガーさんと約束して、7:30にルームを開くことにしました。
「7:30で早起き?」と思われるかもしれませんが、なにせそれまで午前4時に就寝することもザラだったので…劇的に生活リズムが変わることでした。 なんなら、7:30に起きるなんて自分には達成できないんじゃないかとすらと思っていました。
何より怖いのは、寝過ごして約束をすっぽかすことです。 「約束した相手を待ちぼうけさせてしまうわけにはいかない」という思いがとにかく強かったです。
約束の力が、布団の外へ連れ出してくれました。以来10ヶ月、早起きは続けられています。
同じ駅に住む友人と朝8:00に待ち合わせて30分間散歩するというのも何度かやってみていました(友人の在宅ワークが終了してこの習慣は終わってしまったのですが)。
音声通話でも、会って散歩するのでも、誰かと約束することがもつパワーは本当に強大だと感じました。
みなさんにも長年目標に掲げながら、習慣化できずにいることってありますか? 片づけでもダイエットでも、何かを習慣化したいけれど続かず、何年も目標として手帳に書き続けている人がいたら、こうした約束の力に頼ってみるのも1つの手です。
早起きするために活躍したアイテム&朝の楽しみ
早起きするためには、夜の過ごし方の工夫も必要だと気づきました。
早めに眠るために、どれだけ作業がのっていても、中断して入浴を済ませて眠らなければと、22:00にアラームをかけてお風呂に入る時間を意識することに。
いつも長風呂してしまっていましたが、お風呂自体も1時間以内に出るようにアラームをかけました。 そして23時台には布団へ。 大学時代に早朝のバイトの前夜に、明日起きられるだろうかという不安を感じていたころを思い出していました。
この緊張感のおかげで、翌朝は7:00のアラームで目が覚めました。 アラームを刻んで、布団から出るデッドラインとして7:26にアラームを鳴らして…というふうに、主にスマホのアラームを駆使して、体にお風呂と就寝時刻を覚えさせるようにしていました。
他にも、光の色温度を変えられる電球も効果がありました。
日中は白っぽい白昼色でシャキッと作業に集中したいですし、 お風呂上がりは光量を絞って、オレンジのあたたかな電球色の光のもとでリラックスしたいですよね。
それを叶えてくれるのが、+styleのスマートLED電球(調光・調色)/E17という電球です。早起きをしたいという相談をしたところ、早起きを習慣にしている知人が教えてくれました。
スマホにアプリを入れることでリモコン化でき、電球の色を白っぽい昼白色とオレンジの電球色に自由に調色できるのです。 明るさを絞っての調光も可能です。
調光や調色って専用のランプシェードを買わないと調節できないものだと思い込んでいたのですが、電球ひとつでそれができるので、電球を買い換えるだけで取り入れられて便利でした。
そして、朝に、誰かと約束するだけでなく、自分だけでも楽しめるご褒美をもってくるのも効果的でした。
例えば私の場合は、 パン屋さんで好きなパンを買っておいて朝ごはんにしたり、 朝食時にちょっといい紅茶を淹れることにしたり、 早起きしたら30分間は推しスケッチ(推しの作品の映像を一時停止してスケッチする。好きなものを拝みながら絵の練習ができて一石二鳥) など、明日の自分が朝を楽しみにできる工夫をしてみるというものです。
以上の、「約束の力」「アラーム」「調光できる電球」「朝のご褒美」など小さな工夫を積み重ねることで苦手なことも習慣化できました。習慣の定着は永遠のテーマ。どれが合うかは人それぞれです。 いろんな方向からアプローチして、合う方法を探ってみてはどうでしょうか。
文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子