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物に「住所」を決めれば散らからない…訳ではない理由

家事

2021.04.25

自分の好きなものとシンプルに暮らしているミニマリストのおふみさんに、自身の経験から得た”家を安らぐ場所にするちょっとした習慣”を教えてもらいます。

 

みんなで過ごす大事な場所なのに、家族のものが集まってごちゃつきがちなリビング。みんなが片付けしやすくなる仕組みはどうやって作ったらいいのでしょうか?

片付けを単純作業にするために「ものの住所を決める」

ダイニングテーブルやテレビボードや本棚の上にいろんなものが集まってくる、ということはありませんか?家の共用部分を綺麗に保つって難しいですよね。

 

人が時間を過ごすときって、大抵ものがセットです。飲み物、スマホやタブレットやPC、本や雑誌、ブランケットなど、個人の持ち物を共有部分に持ち込んで、それぞれ作業したり読書したりくつろいだりして時間を過ごすことが多いと思います。

 

共用部分に持ち込んだものは、収納場所に戻さなければどんどん散らかっていってしまいます。

 

ものを整理するには住所を決めることが大事です。

 

住所が決まっていないと、ものをどこに戻していいかわからないために、片付けの度に毎回どこにしまうかという「判断」が必要になってしまい、作業が進みません。住所を決めることで、毎回戻す場所に悩むことがなくなり、何も考えずに決められた場所に戻していけるので、片付けが単純作業に変わります。

 

しかし、この住所も「検索性が高い・取り出しやすい・戻しやすい」の三拍子が揃わないと、せっかく決めた住所も結局使われなくなり、ものが部屋の表に出しっぱなしになってしまいます。

積み重なった本の収納…どう改善させる?

例えば我が家だと、本の収納が生活スタイルに合わなくなってきたので、最近見直しをしました。

 

2018年頃から、無印のフタ式ダンボールボックスを本の収納場所にしていました。私は多くの本を電子化していましたし、夫もそれほど本を買うタイプではなかったのと、電子化したもので問題ない系統の本(新書や漫画)を持つことが多かったので、それで問題なく暮らせていました。

 

その後、夫は大型の写真集を買うことが多くなりました。電子化せずに紙で持っていたい類の本なので、収納が足りなくなってきました。

 

背表紙が見える形で本をしまっていたのですが、それだけでは収まりきらなくなったため、その上に本の表紙が見える形で積み重ねてから、フタをして収納するようになりました。

すると、どこに何の本をしまったのかわからなくなり、検索性が下がってしまいました。フタを外して重なり合った部分を一旦取り出してから目的のものを取り出して、一旦よけたものを戻してフタをする、という流れになるので、取り出すのも戻すのもアクション数が多くなってしまいました。

 

アクション数が増えたために「使ったら戻す」を億劫に感じたのでしょう、夫は出した本を戻してくれることがなくなってしまい、住所が決まっているものの、出したら出しっぱなしになり、フタの上やリビングの表に本があるのが常態化していました。

 

住所の見直しが必要だと考え、収納を変えました。キャスター付き本棚に買い替え、それに加えて、押入れの中にファイルケースを設置して背表紙の見える形で本を収納することにしました。

 

住所を変えたことで、夫が使った本を戻してくれるようになりました。

部屋を綺麗に保つには、住所を決めてそこに戻すという「リセット」を定期的にしなければなりませんが、リセットしやすくするには使いやすい収納である必要があります。

 

自分以外の家族の誰もが、多少の不便を被ってでも決めた住所に片付けしてくれるわけではありません。せっかく住所を決めても、簡単に取り出せて戻せる場所を住所にしないと、結局使われなくなり、ものが出しっ放しになってしまいます。

 

誰もが片付けやすいしくみを作るのが大事だと感じます。

 

散らかりがちな場所が決まっているなら、それらをしまっている住所を見直してみてください。収納が「検索性が高い・取り出しやすい・戻しやすい」という項目をクリアしているかチェックしてみましょう。これらの項目を一個ずつクリアしていってみてください。

文・イラスト/おふみ 構成/阿部祐子

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