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リビングの収納家具選び…失敗する人の共通点「正しい選択基準は?」

家事

2020.06.20

生活の中心であるリビングは、家族全員が過ごす場所であるがゆえに、個人のものと共有して使用するものが混在し、片付けが難しく散らかりやすい空間と言えます。

 

その上広さも収納スペースの量も各家庭で同じではありませんし、住む人の人数や生活スタイルによって必要な収納量もバラバラ。だからこそ、それぞれのリビングに合った収納家具を選び取ることが大切です。

 

どんな家庭においても、リビングはくつろげる場所でありたいもの。だからこそ、圧迫感がなく、必要なものが出し入れしやすい収納システムが必要で、それがクリアできていれば、日々ストレスを感じず、ゆったりと過ごせる空間になるはずです。

 

リビングの収納スペースが少ない場合には、収納家具の購入を検討する方が多いと思いますが、せっかく買うなら後悔しない家具選びをしたいものですよね。ここではリビングを圧迫せず、使いやすい収納家具の選び方についてご紹介します。

1.生活スタイルや目的、中に入れるものをまず考える

ただやみくもに収納家具を買うのではなく、目的や入れたいものをハッキリさせておきます。【何を入れるのか】【どんなふうに使うのか】をあらかじめ考えましょう。

 

例えば、いつも使うもの、家族全員が使うものであれば、家族が集うソファーなどの近くに置ける家具を選びます。また、家族の生活導線を考え、家族全員がよく通る場所に置くと、グッと使い勝手がよくなります。

 

▶座卓を囲むことが多い場合

床に近い位置に座る生活スタイルの場合、何かが必要なときに何度も立ち上がって取りに行くのは大変です。この場合は、座ったまま手が届く背の低い収納家具を選びます。

 

▶椅子に座って過ごすことが多い場合

立ち上がりがスムーズでもともと高い位置にいるので、低すぎる家具は避けて、ある程度高さのあるものを選びます。

 

▶外出に必要なものをまとめる場合

出かける前にそのまま出し入れができるような立ち姿勢でラクに使える高さの収納家具を選びます。

2.必ずサイズを計測し、家具が入った後の部屋もしっかりイメージする

次に家具の大きさを考えます。中に入れたいものや、その量が決まっていれば、おのずと家具や家具の引き出しサイズも決まってきます。だからこそ前述したとおり、何をどのくらい入れるかといった、用途を考えることが重要です。

 

ここで注意したいのは、たくさん収納したいからと大きな家具を選ぶのは危険だということ。たくさん入ると便利そうですが、そのぶん家具が部屋を占領してしまいます。

 

 

たくさんのものを入れるには、天井までの高さがある、幅も大きいものがいいと思うかもしれません。でも、入れすぎてどこに何があるかわからなくなったり、片づけの見直しが大変というデメリットも出てきます。それよりものの量を厳選し、なるべく部屋を圧迫しないサイズの家具を選ぶ方が便利です。

 

<汎用性が高いサイズ感>

①幅

幅は1人で移動できる程度だと、汎用性が高いです。おおよそ60~80cm前後。これくらいの幅なら、他の家具とも合わせやすく、大きすぎて動かせない、家具の裏の掃除が難しいということもなくなります。

 

もし、物が増える予定があれば、棚板などを増やせる家具がおすすめです。「無印良品」などは、収納用品とモジュール(基準寸法)が合っているので、手持ちの家具とも組み合わせがしやすいです。

 

②高さ

高さは100cm前後の収納が使いやすいです。家具は低い方が部屋が広く見えるというメリットがありますが、低すぎると立ち姿勢ではものが取りにくく、片づけも面倒になります。その結果、部屋の片付けが進まないというデメリットもあります

 

立ったまま無理のない姿勢でものが取れる、使い勝手の良さを考えると、100cm前後のものを選ぶと失敗がありません。部屋の広さにもよりますが、130〜140cmを超えると、今度は圧迫感を感じやすくなります。

 

③奥行き

奥行きはA4サイズが入る30cm前後を意識するといいでしょう。40cm程度までにサイズを抑えられると、汎用性が高くなります。

 

これ以上のサイズになると、他の家具と並べたときに奥行きが突出して凸凹が目立ってしまったり、通路を圧迫して通りにくくなってしまう可能性も。なるべく奥行きは40cm以下におさめましょう。部屋が狭い人はさらに奥行きが浅いものを選んでもいいかもしれません。

 

大きさを決める場合には、あらかじめ設置場所を確保しておく必要もあります。必ず置きたい場所の空いたスペースを測り、家具が入らないという事態を防ぐために、事前にしっかりイメージしておきましょう。

 

3.チグハグにならない統一感を重視して

大きさが決まったら、次に部屋になじむテストを決めていきます。

 

ナチュラルや北欧であれば木目がきれいな木製家具を、シンプルモダンなインテリアにはモノトーンの鏡面仕上げや大理石柄を、メンズライクな空間にはスチールやアイアンなどの金属素材、古材などを。このように、部屋に合う家具を選ぶこともまた、圧迫感や違和感を感じにくくするコツと言えます。

 

 

なお、頻繁にインテリアのテイストが変わる方は注意が必要です。ついこの間まで“かっこいいインテリア”だったのに、好みが変わり可愛い雰囲気に変えたくなった。そうなると、家具を持て余してしまうことになります。インテリアのテイストを定期的に変えたい人、どんなものがなじむかわからない人は、特にシンプルで一般的なものを選ぶと失敗を避けられます。

 

4.圧迫感を出さない家具の色選び

家具の色もインテリアの一部分として部屋に大きな影響を与えます。

 

壁の色と同一色の家具を選ぶと、家具が壁と一体化して、部屋が広く見えるメリットがあります。明るく広く見せたいなら、壁と同じ色、あるいは同じ色でもより明度の高い(明るい)色の家具を選ぶといいですよ。

 

 

一方、落ち着いた大人の空間にしたいなら少し暗めの色選びを。ただし暗い色の家具は、圧迫感を出しやすい、部屋が暗く見えるなどのデメリットもあるので、特に部屋が狭い、広く見せたいなどの悩みがある人は慎重に。

 

また、他の家具の色に揃える、建具の色に合わせるなどの工夫で、部屋のまとまりが出ます。

 

5.見せる収納?隠す収納?どっちがいいの?

テイストや家具の色が決まったら次は、【見せる収納】と【隠す収納】のどちらが自分に合っているかを考えましょう。

 

見せる収納は、ショップのように飾りながらしまう方法。おしゃれに見える反面、常にほこりの掃除が大変です。一方、隠す収納だと、引き出しや扉を開けるという動作がプラスされます。しまうときも出すときも、見せる収納に比べると少し手間がかかります。

 

では結局どちらの方がいいのか。この場合も、”どう使いたいのか”をしっかりと考える必要があります。つまり、

▶飾り優先派・・・見せる収納

▶家事をラクにしたい派・・・隠す収納

と考えるといいかもしれません。

例えば、

  • 掃除は頑張れるから見せておきたい
  • 引き出しや扉を開閉するのが面倒

と思う人は、「見せる収納」が向いていますし、

  • ほこりを防ぎたい、すっきり生活感がない暮らしに憧れる

と思う人は、「隠す収納」のほうが向いていると言えます。

 

 

前者の場合にはオープンシェルフを。後者の場合にはチェストやキャビネットなど、扉や引き出しが付いた収納家具を選びます。

 

ただし、チェスト類は、サイズが大きければ大きいほど部屋の印象が大きく変わります。特に暗い色の家具を選んだ場合、圧迫感が出がちです。隠したいけれど【圧迫感を出さない】ことを重視したい場合には、明度の高い(明るい色の)家具、あるいはオープンシェルフに明るい色の収納ケースなどを合わせるといいでしょう。

 

「ニトリ」や「無印良品」、「IKEA」などでも、シェルフの内寸にぴったりのケースやバスケットが多数展開されています。こういったケースを活用すると、家具の色ともコントラストがつき、見た目もおしゃれです。

 

 

さらに、たとえば「無印良品」の収納ケースは基準寸法が同じなので、どの商品を買い足しても組み合わせやすいというメリットも。無理をして大きな家具を買う必要もないので、リスクヘッジになります。

 

これで、部屋の圧迫感を出さずに済み、オープンシェルフでも「隠す収納」が可能になります。部屋を圧迫したくない、でも隠したいという場合におすすめです。

 

6.まとめ

ここまででお伝えしてきたことをまとめます。リビングの収納家具を選ぶ際に欠かせないのは、以下の4つと覚えてください。

 

①目的、用途、使いやすさ、どこに置くかをしっかり考える

②大き過ぎる家具をいきなり選ぶのではなく、幅、高さ、奥行きは汎用性が高いサイズを選ぶ

③テイスト、色を今のリビングや理想のリビングに合わせて考える

④収納や家事にかけられる時間を考え、ラクな収納になるものにする

 

せっかく買った家具が上手く使えない。そんな時には中に入れるものを変えたり置いている場所を変えてみるのも1つの手です。

 

必要なのは、家族全員が使いやすい収納家具であること。生活動線上に置くことも意識しながら、皆が使いやすい配置を心がけることも大切です。

 

文/瀧本真奈美

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