2019.02.10
幼稚園世代の子どもを喜ばせるお弁当といえば、「キャラ弁」です。お弁当を開けたときの嬉しそうな顔を思い浮かべて、細かな作業を頑張っている!なんてママも多いのではないでしょうか。
とはいえ、アニメや漫画のキャラクターを再現するのには、抜群のセンスが必要となります。「そこまでは自信がない……」という方にオススメなのが、手軽に作れるアニマル弁当です。
お弁当箱の中にぎっしりと詰まった可愛い動物! 見た目は可愛く、味は美味しく作るためのアイデアを紹介します。
■犬
子どもたちにとって身近な動物といえば、やっぱり犬! カラーバリエーションが豊富で子どもにも伝わりやすい動物なので、アニマル弁当初心者のママにもオススメですよ。
「白い犬」をモチーフにして作れば、ごはんでもパンでも再現しやすいという特徴があります。
作り方はいたって簡単で、丸くくりぬいたパンで作ったサンドイッチやおにぎりに、海苔で目・鼻・口のパーツを乗せます。そして涙型にくりぬいた「茶色」のパーツを耳に見立てて飾りましょう。
茶色の食材ならなんでも使うことができるので、ぜひ子どもの好みに合わせて選んでみてください。サンドイッチの場合には、パンの耳部分を活用するのもオススメです。
また目の位置や大きさを工夫すると共に、耳を「えだまめ」でくっつければ、NHKの人気キャラクター「ワンワン」風の犬が出来上がります。目の部分が少し細かな作業になりますから、前日のうちに済ませておきましょう。
■パンダ
白黒模様が印象的なパンダも、アニマル弁当に仕立てやすい動物の一つです。白ご飯をそのままアレンジできますから、「混ぜ込みタイプのごはんが苦手」というお子さまでも安心して作れますよ。好きな具材を入れておにぎりを作り、そこからパンダにアレンジするのもオススメです。
パンダを作るときには、「全身」を作るのがコツとなります。俵型のおにぎりを作ったら、海苔で目と鼻、口、体の模様と手足を貼り付けます。
パンダの耳は、黒豆を使って立体的に仕上げてみるのが良いでしょう。適度な場所に黒豆を二つ差し込むだけで、あっという間にパンダおにぎりが完成します。
■クマ
可愛らしいクマは、ぬいぐるみでも身近な存在。また癒し系人気キャラクターの影響で、女の子に人気の高い動物でもあります。基本的には「犬」と同じような感覚で作れますが、クマの場合、「茶系のごはんやパンを使う」ことがコツとなります。また、特徴的な鼻周りの模様も、工夫して再現してみましょう。
サンドイッチで作るなら、まずは全粒粉入りの茶色いパンを用意しましょう。丸くくりぬいて、サンドイッチを作ります。特徴的な鼻周りは、チーズを使って表現してみてください。丸く可愛らしい耳は、ミートボールを添えることで表現できます。
おにぎりで作るときには、ぜひ鰹節のふわふわ感を有効活用してみてください。鰹節をご飯に混ぜ込むのではなはなく、出来上がったおにぎりにまぶすことで、クマのふわふわした毛並みを表現できますよ。
おにぎりの場合は、耳部分を、小さめの丸いおにぎり二つで表現するのもオススメの方法です。子どもがどれだけ食べられるのかによって、調整してみてくださいね。
■猫
普段から犬派ではなく猫派だという子どもには、やはり「猫」のアニマル弁当を用意した方が喜ばれるでしょう。犬やパンダで基本の海苔使いをマスターしたら、あとはちょっとした工夫で猫バージョンも作れます。
可愛らしい猫に仕上げるためのコツは、ごはんをほんのり茶色くすること。ほんの少し醤油を混ぜるのがオススメです。俵型を作ったら、上の部分の中央を、少しへこませておきましょう。こうすることで左右が山型になり、猫の耳を表現できます。
目や鼻、口を付けたら、カニカマを開いて切って、「首輪」をつけます。中央にコーンや卵で小さな黄色の鈴をつければ、より一層猫っぽくなります。
海苔を細く三本ほど用意して、猫の額部分につければ、トラ猫風の模様に仕上がります。可愛らしい猫のおにぎりに、きっと喜んでくれることでしょう。
■アニマル弁当のコツは「海苔」使いにアリ!
アニマル弁当を可愛らしく仕上げるためのコツは、ずばり「海苔」使いにあります。目や鼻をカットし、そしておにぎりやサンドイッチのどの位置に貼り付けるのかによって、全体的な可愛らしさが大きく変わってきてしまいます。
あまり器用ではないし、時間もかけられない!という方には、専用の海苔パンチを購入するのがオススメです。一瞬で目や鼻といったパーツを、作り出すことができます。
また貼り付ける場所については、「離れ目」と「顔の下より部分」を意識することで、可愛らしい雰囲気を表現しやすくなるでしょう。専用のピンセットを用意すると、難易度が下がります。
■アニマル弁当は、キャラ弁が苦手でも作りやすい
動物をモチーフにしたアニマル弁当は、キャラ弁が苦手なママにとっても比較的作りやすいお弁当です。複雑な色などを作らなくても可愛らしく出来上がるので、ぜひ挑戦してみてください。
「白」を基調とした動物であれば、おにぎりの中身は子どもの好みに合わせて決定できます。「見た目は可愛らしいけれど、味はあまり好みではない!」なんて失敗も防ぎやすくなるでしょう。
アニマル弁当を作るときには、ぜひ子どもの好きな動物をモチーフにして挑戦してみてくださいね。子どもたちの喜ぶ気持ちもきっと倍増するはずです。