2019.09.24
リアルで人情味あるストーリーが人気を博していたドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)。新作では、泉ピン子さん演じる小島五月がYouTuberとしてデビューしました。実際にアップされた動画が「参考になる」と話題になっています。
「幸楽」のレシピが世界デビュー!
9月16日の放送では、お馴染みの中華料理店「幸楽」の五月が現役を引退してサポートに徹するところからスタートしました。なんだか意外な展開ですが、暇を持て余した五月はレシピ動画を配信するYouTuberとして活動を始めます。そこで番組連動スペシャル企画として、実際のYouTubeにもドラマ内と同じ「さつキッチン」の動画を配信。長く繁盛している「幸楽」のレシピを、わかりやすく解説してくれていました。
たとえば第1弾である「幸楽チャーハン」の動画を見てみると、冒頭にピン子さんが「さつキッチンへようこそ!」と元気よく登場。卵、チャーシュー、ゆでグリンピースなど、使うのは一般的な材料のため家庭でも参考にできそうです。
まず熱したフライパンに、サラダ油と軽く塩を入れた溶き卵を投入。卵が半熟になったらご飯と具材を一気に炒め、ご飯がパラパラになったら塩コショウで味を調えます。最後に醤油を鍋肌から回し入れて完成。セットはIHの一口コンロを使っているため、いわゆる“中華料理屋さんの火力”が必要ないレシピというのも嬉しいですね。テレビと違って一部始終の様子を見ることができ、具材にどこまで火が入ったら次の工程に移るのかも一目瞭然でした。
初心者にも優しい「幸楽かに玉」
続く第2弾では、「幸楽かに玉」を紹介。単純に見えて意外と難しいかに玉を、しっかりレクチャーしてくれています。材料は卵2個、ゆでカニ、たけのこの水煮、ゆでグリンピース、長ねぎの5種類のみ。
溶きほぐした卵に塩・コショウ・カニ・たけのこ・ねぎを加え、しっかり混ぜ合わせておきます。よく熱したフライパンに卵を流し入れ、半熟状態になるよう手早くミックス。卵がふっくらして焼き色がついたら、形を崩さないように注意して裏返しましょう。さらにもう1度裏返した卵を脇に避けて、お次は“あん”を作っていきます。
中華スープに砂糖や塩といったレギュラーメンバーの他に、しょうが汁を入れるのが「幸楽かに玉」の特徴。中華スープを煮立たせたら調味料を入れていき、ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけます。どのくらいのとろみがベストなのか確認できるので、かに玉初心者の参考動画にぴったり。
動画を見た人からは、「あの控えめな五月がYouTuber… と思って見たら普通に参考になる料理動画だった」「地味によくできてるなぁ」「ネタかと思ってたけど案外真面目で笑った」「テレビと違って巻き戻してじっくり見られるし、シリーズ化希望!」といった声が続出しています。
“揚げないコロッケ”を紹介する辻希美さん
YouTubeに動画を投稿している芸能人といえば、辻希美さんもその1人。辻さんが紹介するのは“揚げないコロッケ”だそうです。
材料は合挽き肉、玉ねぎにとろけるチーズなど。あらかじめ玉ねぎはみじん切り、じゃがいもは蒸かしておきましょう。合挽き肉を炒めていき、油が出てきたら玉ねぎを投入。なるべく玉ねぎと合挽き肉は同量使うと、余った時にオムレツなどへ使い回しやすくなります。火を入れながら調味料を加え、水分がなくなるまで煮詰めたらじゃがいもの登場。ボールでマッシュするのが正しいと言いつつも、時間がない時はフライパンで潰しながら混ぜてもOKです。
普通のコロッケならここから衣をつけて揚げるところですが、辻さんはチーズとパン粉などを振りかけてグラタンのようにトースターで焼いていきます。中は火が通っているため、表面に焼き目がついたら完成。パン粉のサクサク感もあって、味は「ザ・コロッケ」だといいます。忙しい時に助かるメニューとして、覚えておくといいかもしれません。
文/長谷部ひとみ
参照/渡る世間は鬼ばかり「さつキッチン」https://www.tbs.co.jp/oni/satsu-kitchen/