2019.06.06
いくら血が繋がっていようと、家族それぞれ食事の好みは違うもの。ネット上では「家族みんなに満足してほしい」と願うママたちが意見を交わしていました。どんなアイデアがあげられているのか見ていきましょう。
バイキング方式でご飯を用意する人も…
家族みんなが満足できるように、工夫を凝らしている人は少なくありません。例えば“濃い味つけ”が好きな夫を持つ主婦は、「全体的に薄味のメニューを作ったあと、調味料はおまかせで足してもらってる」と明かしています。
ネット上には他にも「基本的に濃い味つけ。薄味好きの人はご飯の量で調節」「うちは全員、食べものの好き嫌いが激しい。大皿に色んな副菜を盛って、バイキング方式でおかずを選べるようにしてる」「正直『選り好みしないで』と言ってしまいたい。でもせっかくならみんなに美味しく食べてほしいので、火の通り加減や味の染みこみ加減を家族によって変えてます」「息子は辛いものが大好きだけど、ほかの人は苦手で… カレーを作るときは息子の分だけレトルトの激辛カレーを用意してる」などの工夫が。しかし家族全員の好みに合わせようとして、時間や手間がかかってしまうケースがほとんどでした。
また中には、「スーパーで好みに合わせた惣菜を1品だけ買ってくる」というアイデアも。予算にもよりますが、買ってくるのが1番手っ取り早いのかもしれませんね。
「好みの違う義父母」にはどう対処すべき?
ちなみに家族の好みについての意見では、工夫せずに「黙って食べなさい!」と一喝するお母さんも見られました。ところが料理を出す相手が義父母の場合は、「好みに気を遣って、1人だけ違うメニューを出すと拗ねてしまった。かといってみんなと同じ料理を出しても、『味が濃い』『野菜が固い』と文句を言われるだけだし…」というお悩みの声も上がっています。
ネット上では、「好みの違う義父母」の食事に悩む人たちへアドバイスが。「薄味がついたら器に盛って、濃い味つけをしたい分量だけもう1度調理するといいよ」「何を出しても文句を言う人だっている。メニューを変えるんじゃなくて、好きな料理を1品プラスしてあげるといいのでは?」「義父母の分だけ食事を変えるのではなく、家族全員のメニューを少しずつ変えるのもおすすめ。手間はかかるけど、角は立たないよ」といった意見が寄せられていました。
好きな味つけは「加齢」とともに変わっていく!?
では実際、世の中の人はどのような味つけが好きなのでしょうか? インターネット上で様々な調査を行うマイボイスコム株式会社は、以前「『味の好み』に関するインターネット調査」を実施していました。
まず味覚の敏感度について聞いたところ、「敏感」という人は45.1%を占めています。また「敏感」と答えた人を年齢別で見ていくと「50代以上の女性」が5割強だったのに対し、「20~40代の男性」は4割弱。さらに“好きな味アンケート”では、「甘い」「薄い・あっさり」が4割弱にものぼりました。ちなみに50代以上の結果では「薄い・あっさり」が1位にランクインしています。
続いて同調査では「味つけや食べものの好み・嗜好の変化があったきっかけ」をリサーチ。最も多かった回答はやはり「加齢」で、37.4%もの人があげていました。次いで「食に対する意識の変化」は26.5%、「自分や家族の身体状況の変化」が20.1%、「生活パターンの変化」は15.7%という結果に。
日々の負担が増えないように工夫しながら、家族全員が喜ぶメニューを用意したいものですね。
文/牧野聡子