2018.11.05
2021.12.16
子育ては夫婦で一緒に!
Netflixにて配信中の「ボス・ベイビー」シリーズ最新作、『ボス・ベイビー:ビジネスは赤ちゃんにおまかせ』。配信スタートを記念して10月10日“赤ちゃんの日”に<ママ&ベイビー限定試写会>が開催され、イベントのスペシャルゲストに登壇したSHELLYさんとりゅうちぇるさんに子育てについてたっぷりと語っていただきました!インタビュー後編です!
—— “イクメン”と言われることについてはどう感じていますか?
SHELLYさん あ!ネットで見たよ。「イクメンって何?」っていうタイトルだったかな?おもしろいって思った!
りゅうちぇるさん “イクメン”って言っていただけるのは、うれしいことではあるんです。
SHELLYさん 褒め言葉だからね。
りゅうちぇるさん でも、僕のやっていることが“イクメン”って言われてニュースになったりするのは、それだけ「旦那さんが手伝ってくれない」って思っている奥さんが多いってことかなと思うんです。子育てってやっぱり二人でするもんだと思います。だって、奥さんだけでやるなんて大変すぎる!
ぺこりんもすごく頑張っているけれど、「あなたに全部頼んだ!」という気持ちにはなりません。大変なことを二人でシェアしてという感じでやっているんです。そうすることで、ようやく二人で幸せに子育てができる状況になっていると思うんです。にも関わらず、世間の声はこれが“イクメン”ってことになる。僕はいたって普通のことをやっているのに、そういう風に言われるってことは「どうなってるんだ、日本!!」って思います(笑)
SHELLYさん りゅうちぇるみたいな人に言ってもらえると「ありがとーう!!」って気持ちになる。私たちの立場でそれをいうと「わがまま」にとられてしまいがちなんです。特に私の母親世代とかから言われちゃいますよね。だって、あの方たち、出来過ぎなんです。家のことは完璧で、旦那さんのお世話もちゃんとして、子供にはいつも笑顔でというのをパーフェクトにやってきちゃったから…。
でも、私は正直に言います、「すみません、私には無理です」って。だから、りゅうちぇるみたいに、「自分の子どもだから、自分も一緒にやるのは当たり前」って言ってくれると、本当にありがたい。だから、がんばってね(笑)
りゅうちぇるさん がんばります!!
SHELLYさん うちの夫は40代なのですが、積極的に育児をやるタイプなんです。私にもし何かあっても子どもたちは立派に育ててくれると思います。もちろん、私がいなくなったら寂しがって欲しいけれど、いないとどうにもならない! というのではないので、安心ですし不安は一切ありません。
SHELLYさん 私が友達の誕生日で夜出かけている時間子どもの面倒をみることは、夫が飲みに行く間私が子どもの面倒をみるのと同じことなんです。もちろんおっぱい問題はあるけれど、それは搾乳しておけば済む話。二人で作った子どもだし、同じタイミングでお父さんとお母さんになったのだから、一緒に学んで、一緒に努力して、一緒にいい親になっていくということだと思います。
りゅうちぇるさん 二人の子どもだよねって話だもん!
—— CHANTO読者の働くママ、そしてパパにメッセージをお願いします。
SHELLYさん イクメンもそうだけど、言葉から変えなくちゃと思っています。働くお母さんって「今日は誰が子どもの面倒をみているの?」って訊かれる機会すごく多いんです。私はそういうとき「旦那がみています」って答えます。すると「旦那さんがみてくれてるんだ」って言われるんですよね。「みてくれてる」という気持ちはもちろん自分の中にはあります。でも、それを人に言われるのは違うと思うんです。「旦那が自分の子どもの面倒をみています」という意味なわけで。「してくれている」という言葉から変えていかないと、悪気はないんだろうけれど、「子ども置いて仕事しているの?」って聞こえちゃうときがあるんです。
お父さんが働いて、お母さんが家事や子育てをする。その逆があってもいいし、共働きの家庭だってある。それぞれの家庭にそれぞれのルールがあっていいと思うんです。そういうことをフレキシブルに考えられるような世の中になればいいなと思うんです。
あ、メッセージでしたね。
ワンオペ育児って言葉があるように「辛いな」って思っているのであれば、「もっと人に頼っていいんだよ!」って言いたいです。私、子育てを始めてから、人生で一番家族に甘えています。仕事だけじゃなく、遊びや食事に行った先で、「ちょっとよろしく!」ってお願いしちゃうことにしています。温かいものは温かいまま食べられるときを逃さないように(笑)
あーーーまえまくってますよ、私。人に甘えること、甘える自分を許すってしていくと気楽になれると思います。
りゅうちぇるさん では僕はパパに向けて。僕は、そもそも昔から女だから、男だからみたいな表現が嫌いだったんです。ちっちゃい頃からバービー人形とか好きだったのに、周りは「男の子は体育が楽しいよね、女の子は家庭科がおもしろいよね」みたいな考えた方多くて。僕は、外で元気に遊ぶのは日焼けとかしちゃうから嫌だなとか思ってたし、固定概念とかすごく苦手でした。だからこそ、今、パパだから、ママだからということはなく、ぺこりんが大変なら僕も大変。ちゃんと個々として見ることが子育てにも大切なことだと思っています。
おっぱいをそのままあげる以外は、なんでもできるんです。パパだから、ママだからではなく、個人として見たときに何が大変なのかを、思いやりを持って見つめるべきだと思います。二人の子どもだっていうことを忘れずに。もちろんお仕事もがんばらないといけないから大変だけど、家事だって大変なんです。しっかり見つめて、取り組んでいけば素敵な家族になるんじゃないかなと思っています。
<プロフィール>SHELLY スカウトがきっかけで14歳のときにモデルデビュー。ファッション誌のモデルやテレビやラジオのDJとしても活躍。現在は情報番組のキャスター・司会も務め、バラエティ番組には欠かせない存在に。2人の女の子のママ。
<プロフィール>りゅうちぇる 高校卒業後に上京し、原宿でショップ店員をする傍らで読者モデルとしても活動。2015年のテレビ出演をきっかけに大ブレイク。現在は、タレント業を中心に活躍中。2018年7月に長男・リンクくんが誕生。
>>>『前編』はこちらから…
[作品情報]
Netflixオリジナル『ボス・ベイビー: ビジネスは赤ちゃんにおまかせ!』シーズン2
◉2018年10月12日(金)より、Netflixにて世界190ヵ国で独占配信中
◉公式サイト:netflix.com
取材・文/タナカシノブ