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「ただ箱に詰めるだけ」押切もえさん、怖かったお弁当作りを変えたひと言

ライフスタイル

2021.06.21

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子どもがいると、どこかのタイミングで訪れる「子どものお弁当作り」。

 

押切もえさんも、この春からお弁当作りをスタートさせたママの一人です。

 

息子さんの成長を嬉しそうに語ってくれる一方、「初めてのお弁当作りは怖かった」という正直な胸のうちも聞かせてくれた押切さん。

 

まさに私たちと同じ不安を抱えていた彼女だけれど、今は、持ち前のポジティブ思考で、お弁当生活を楽しんでいるそう。

 

お弁当バンザイ!特集第一回目は、押切さんがお弁当作りを楽しめるようになったターニングポイントについて伺います。

お弁当箱を気に入って寝室にまで…

── 幼稚園がスタートして、お子さんはお弁当を楽しんでいますか?

 

押切さん:

実はコロナの影響で、この春は時間短縮でお弁当もお休みだったんですよ。ただ、入園にあたって用意したカーズのお弁当箱を息子がものすごく気に入っていて、「おうちでお弁当食べたい」と言って。「今日は何食べたい?」と聞くと、「お弁当!」って言うんです。

 

それで、お昼ご飯のために用意していたおかずをお弁当箱に詰めたら、意外と野菜も残さずに食べるので、これはいいぞ、と(笑)。

 

食べ終わると彼は、お弁当箱をすぐに洗ってほしがって、それをカトラリーのセットとおしぼりケースと一緒にリュック型のお荷物バックに入れて持ち歩いて、寝るときは寝室にまで持って行くんですよ。

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── かわいい! 詰めると残さず食べてくれる魔法の箱ですね。

 

押切さん:

そうなんです。息子は何でもしっかり食べるほうですね。魚が苦手なお子さんも多いようですが、うちは親がおいしそうに食べてると「僕も食べたい」と言って、魚の干物とか塩焼きもよく食べます。

 

あとは、これは本能的なものなのか、パサッとしたものよりも、照りとか艶があってジューシーなものが好きですね。

 

離乳食のときから、鯛とかはボソボソして食べないので、ちょっとあんかけにしてみたらツルッと食べてくれたり。ゼリーとかも好きですよね。

 

ご飯もちょっと硬めに炊いちゃったら、パサッと見えないように海苔を散らしたり、なめたけをのせてみたり、少しでも艶やかに見えるように工夫してます。

 

── お弁当にはどんな工夫をしていますか?

 

押切さん:

今日も、朝ごはんと昼ごはん用のお弁当を2個作りました。朝ごはんはパッと簡単なおにぎりと常備菜とか。お昼はハンバーグが好きなのでよく入れます。

 

豆腐でハンバーグを作ったり、野菜を多めに混ぜこんだり、ひじきを入れて和風にしたり、鶏肉を使うことも。これはほぼ、つくねなんですが(笑)。ハンバーグでもいろいろできるんだな、というのは発見ですね。

「離乳食も作らない」家政婦タサン志麻さんの言葉

── 常備菜を作っておくのは忙しい朝に便利ですね。

 

押切さん:

朝にぜんぶ作るのは難しいと思うので、前の日にちょっと作っておくとか、「これはお弁当用にとっておこう」とか。そういうことはよくやります。

 

ただ、夜は疲れてしまって「全部作るのは無理…」というときもありますから、朝、体力があってフレッシュな気持ちのうちにサササッと何品か作っておいたりもします。

 

常備菜は、ひじきの煮物とか、切り干し大根、高野豆腐とにんじんの煮物とか。それは主人の食事にも出しますし、私も大好きだし、息子のお弁当には細かく刻んでご飯にまぜこんで、味つけご飯にします。

 

── 大人っぽいお弁当ですね!

 

押切さん:

確かにシブいかもしれないですね。もちろん、子どもの大好きな唐揚げとかも作りますが、私は子どもの味に寄せすぎずに、料理をするようにしてるんです。

 

これは2年ぐらい前に、家政婦のタサン志麻さんとお仕事をご一緒したときにお聞きしたんですが、フランスでは「子どもに合わせる」という習慣がないそうなんです。その修行時代の経験から、志麻さんは離乳食も作らないと断言されていて。

 

後から調べてみたらフランスでは日本の「離乳食」にあたる言葉が「食の多様化」だとか。それがすごく心に残ったんです。

 

私も、塩分や辛さは控えますけど、甘く味つけすることはないですね。ケチャップの甘さに頼るよりも、トマトの味がちゃんとするものを味わってほしい。食材の味がわかる子に育ってほしいな、というのはあります。

子どものお弁当箱って予想以上に小さい

── 家族での食事やお弁当づくりを楽しんでいらっしゃるのが伝わってきますね。

 

押切さん:

私も最初は、「お弁当ってハードル高い」「毎日早起きしなくちゃ」「バリエーションがなかったらどうしよう」って怖がっていたんです。でも、幼稚園の先輩ママから、「そんなに大変じゃないわよ。ただ、箱につめるだけでいいんだから」って言われて。そのひと言で気持ちがラクになりました。

 

── 実際にやってみたら、それほど大変ではないですか?

 

押切さん:

子どものお弁当箱って、思ってる以上に小さくてあまり入らないんです。だから、そんなに怖がらなくてもよかったですね。結局、あまったものを自分が食べるので、意外とそれで栄養バランスが良くなったりするし。

 

たとえば、肉巻きを野菜で巻いてみようと思って、にんじんをピーラーで薄く切っても、だいぶ残りますし、ブロッコリーもちょっとしか入らないですよね。自分ひとりだったら、朝ごはんもサッとすましがちですけど、それで朝から野菜が補えたりします。

── お弁当づくりをよりポジティブに楽しむ方法はありますか?

 

押切さん:

私、お弁当の本をけっこう読むんですけど、それはすごく励みになりますね。

 

「こんなに華やかなのに意外と材料は2コなんだな」とか、「盛り付けとか紙カップの色合いに助けられるんだ」という発見があって楽しいし、見ているとラクになります。

 

「時短弁当」とか「考えない弁当」、「朝起きたら詰めるだけのメニュー本」とか、とにかくいっぱいありますから。それを読んで、私は考えすぎていたんだなって気づきました。

 

お弁当イコール終わらない旅、トンネルみたいに思いすぎていました(笑)。

 

あとは今、SNSでお弁当の写真を出している人も多いですよね。自分の備忘録として、「私、こんなにやったんだな」という励みにするためにも、SNSにアップしたり、写真を撮って記録しておいたりすると、いい思い出になるかもしれないですね。

 

── 空になったお弁当箱が返ってくるのもうれしいですよね。

 

押切さん:

すっごくうれしいです。「あ、ぜんぶ食べられたの?」って。息子は、お弁当を持たせると、誰にも聞かれていないのに「僕、お弁当持ってるの。ママが作ったの」って自慢するんですよ(笑)。その姿を見るとほろっときますね。「作ってあげてよかったな」って思います。

 

── 7月には第二子の出産も控えていて、楽しみですね。

 

押切さん:

はい。ちょうど息子の幼稚園が夏休みの時期にかぶる出産なので、1か月ぐらいはお弁当もお休みになりますが、そこからですよね。朝の日課にお弁当が加わって、新生児もいて…。「こんなに大変なの?」ってなるかもしれない。

 

でも、子育ては本当に産んでみないとわからないですから、そのときどきで工夫しながら楽しみたいですね。

 

PROFILE 押切もえ(おしきり・もえ)さん

1979年12月29日、千葉県生まれ。A型。高校1年のときにスカウトされ、ティーン誌の読者モデルに。’01年には女性誌『CanCam』の専属モデルとなり、同世代の女性たちの憧れの存在として注目を集める。以降、バラエティ、報道番組、ラジオのパーソナリティなど、活躍の場を大きく広げる。また、読書家でありエッセイなどでも文才を発揮。’13年には小説家デビューも。私生活では’16年に結婚し、1児の母。7月に第2子を出産予定。

文/相川由美 写真/坂脇卓也

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