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嫌われる「愚痴」と聞いてもらえる「愚痴」はどこが違う?

コミュニケーション

2021.03.09

家事や仕事をこなしていく上で、ついつい言ってしまいがちな「愚痴」。自分が愚痴を吐くのはもちろんですが、家族や友人からも愚痴を言われますよね。そこで今回は脳科学者や心療内科医などの知見を元にした、効果的な愚痴の言い方と聞き方をご紹介します。

脳にメリットがある“愚痴”

今年1月に放送された『あさイチ』(NHK)では、愚痴との上手なつき合い方を特集。まず脳科学から見た愚痴のメリットに迫っていました。愚痴がもたらす脳へのメリットは「言語化することで問題の解決につながる」「共感してもらうことでモチベーションが高まる」の2つ。

 

愚痴として感情を言葉にすると、脳の分析をする領域が働いて解決しやすくなります。また共感を得ると脳内物質のドーパミンが分泌。喜びを感じて前向きになれるそうです。しかしドーパミンには依存性があり、愚痴が止まらなくなってしまうのでご注意を。

 

愚痴を言う際は主語が“私”になるように言い方を変えると、自分の感情を客観視できるので対処方法がわかりやすくなります。たとえば「あの子、ほんとムカつく」という乱暴な言葉は、「私あの子と話すだけでイライラしちゃう」と言い換えましょう。

愚痴の上手な切り上げ方って?

続いては愚痴を聞く側の“上手に愚痴を切り上げる対応方法”に注目。人は言動によって主導タイプ、感情タイプ、分析タイプ、調和タイプの4つに分類できます。

 

主導タイプは強引な言動が特徴で、自己主張も強い傾向に。愚痴を言われてもグダグダと答えず、「私はわかりません」と端的に返答するのがベストです。ムードメーカーな感情タイプは擬音語を多用し、根拠のない愚痴を連発しがち。相手の感情表現に合わせて答えつつ、困っているアピールをするため「私にはわからなくて…」と語尾を濁すのがよさそうです。

 

また「そもそも」「~よね」と考えを並べ立てる分析タイプが愚痴を言ってきた場合、根拠を示したあとに「私はわかりません」と切り上げるのがコツ。調和タイプの「私だけかな…」「みんなも言ってるんだけど」といった言動や愚痴に対しては、「そうなんだね。わからなくてごめんね」と寄り添いつつ謝罪をすると角が立ちません。

愚痴を言う回数は減っている?

愚痴の聞き方や上手な言い方に対し、視聴者からは「友達の愚痴にうんざりしてた私にはタイムリーな特集!」「愚痴って言い過ぎると依存しちゃうんだ…」といった声が上がっています。

 

ちなみに番組ではおうち時間などの急増に伴い、愚痴を言う機会が減少したと言及。一方で実際には以前から愚痴を言う回数が減っていたというデータもあるようです。

 

第一三共ヘルスケア株式会社が2018年に公開した「職場のコミュニケーションに関する意識調査」では、職場における「減ったと考えている口頭でのコミュニケーションの内容」を質問。1位は36.8%の同率で「業務の口頭による指示」「口頭での質問・確認」がランクインしましたが、20.5%の人は「ちょっとした愚痴や不満をこぼすこと」と答えています。

 

なるべく愚痴を言いたくないものですが、溜めこみすぎは禁物。解決方法を見いだせるよう、愚痴の言い方を工夫してみては?

文/内田裕子
参照/あさイチ公式サイト「気分スッキリ! 『愚痴』との上手なつきあい方」https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/210118/1.html
参照/第一三共ヘルスケア株式会社「職場のコミュニケーションに関する意識調査」https://www.atpress.ne.jp/news/166368

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