2018.08.30
2018.09.10
「子どもが小学校に入ったら、朝の送りがなくなるだけでもラクになる」。そう思っているあなた、実はそれ、ちょっと間違いかもしれません! 4月に入学して1学期を終え、初めての夏休みをクリアした1年生のママたち…2学期が始まる今、実感を聞いてみました。
学童保育のお迎えが保育園よりずっと早い!(理恵さん/33歳/事務員)
息子が小学校に上がって大変なのは、学童保育のお迎え。とにかく時間が早いんです。息子が通っていた保育園は延長保育が夜8時まであったので、ちょっと残業しても余裕を持ってお迎えに行けたのですが、いま放課後に通っている学童保育は最終が夕方の6時。
17時の定時に仕事を終えて、着替えを済ませてお迎えダッシュしています。少しでも残業しようものなら遅れてしまうので、会社には事前に残業ができないことは伝えていますが、期末で忙しい日などは「みんなに悪いな…」と思いながら、逃げるように職場を後にしています…。
お迎えしてから子どもと一緒に買い物に行くため、スーパーでは買い物かごに入れられそうになる「お菓子阻止バトル」をしたのち帰宅。それから夕飯の準備をしつつ、小学校から毎日のように配られる大量のおたよりや、連絡帳に目を通し…帰宅後も目が回るような時間を過ごしています。
保育園のほうが絶対に楽でした。
宿題のマルつけと娘のメンタルケアに疲弊…(玲子さん/32歳/事務員)
娘が小学校に上がって一番驚いたのは、「宿題のマルつけは親の仕事」になっていたことです。私の子ども時代にはなかったことですが、「親子のコミュニケーションを図り」「宿題をちゃんとやらせる」ことが目的とのこと。目的自体は納得できるのですが、とにかくこれが大変なんです!!
宿題の量もだんだん多くなっていき、最近では毎日プリント3枚にドリル4ページ。これをチェックしてマルつけして、しかも「家庭からのコメント」まで入れなくてはいけないんです。
もちろん全部正解ならラクなんでしょうが、わが子は出来がよろしくないようで…毎回、バツ印と大量のコメントを書かなくてはいけません。しかも一生懸命やっても、いつもバツばかりなので、日を追うごとにモチベーションが下がりゆく娘…。
そんな娘を励ますメンタルケアとマルつけ作業で、結局かなりの時間を費やしてしまい苦痛…あぁ、2学期も始まりますね。
出席必須のPTA・平日午後の保護者会・毎日のおたより山(菜々美さん/ 31歳/薬剤師)
小学校は、とにかく保護者の集まりが多くて驚きました。1学期に1度、平日の午後開催される保護者会への出席だけでも大変なのに、私はPTAの広報委員に抜擢されてしまいました。〝意識高め〟な委員長ママに押しきられ泣く泣く入った委員会ですが、とにかく集まりが多いんです。
委員会は最低でも月1回、出席率は常に100%が求められます。仕事をしているとはいえ私も例外ではなく、そのたびに午後半休をとって学校へ。家庭に持ち帰っての作業も多く、手書きのプリントを作ったり、広報誌用のデータを加工したり…夜な夜な作業しながらグッタリしています。
また学校でなにか問題が起これば、すぐに保護者会が開かれるので、そのたびに仕事を抜けて出席しなくてはいけません。
そして、毎日のように配られる大量の「おたより山」。いちおうすべてに目を通してはいますが、どれが重要なのか優先順位もわからず途方にくれてます(笑)。
子どもが保育園から小学校に上がれると、親の生活も一気に変化するものです。慣れるまでは親子ともに大変ですが、少しでも子どもが楽しく小学校生活を送れるようサポートしてあげたいもの。がんばってください! 保育園ママは、いまのうちから先輩ママに情報収集しておくと安心ですよ。
ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。