子育て
2019.04.03
子供も物心ついてくる年頃になると、自分の家とよその家の〝経済格差〟に気づくようになってきます。「またおもちゃ買ってもらったって」「昨日もレストラン行ったって」などと、友だちのことを羨ましがるようになった子どもたちに、家計の事情や家庭の方針をどう伝えたらいいのでしょうか…ママたちの体験談を聞きました。
物を大切にすることを「お金」で説明しない(望さん/35歳/事務員)
「貧乏」とまではいかないかもしれませんが、子どもの誕生日プレゼントを用意するためには、数か月前から貯金する必要があるくらいの経済状態です。ただ4歳の息子に対して、絶対に「お金がないから買えない」「貧乏だからできない」という言い方はしないように気をつけています。
たとえば水を出しっぱなしにしていたら、水道代が…ということではなく、地球の資源が「もったいない」と説明します。
普段でも外食をせがんだら、「お外のご飯は〝特別な日〟に食べるからおいしいんだよ」。
おもちゃを欲しがったら「どのくらい欲しいのかな? ずっと欲しいって思ってたらサンタさんがクリスマスにくれるかもね」と言ってプレゼントに。
「お金」という概念はまだうまく理解できないようですが、資源が限りあることや、自分の欲求のコントロールについてはそれなりに理解できています。いまのところ、このやり方が効果的だと思っています。