▲お子さんの英語学習風景

 

……1年間の語学留学を経て、家族3人の英語力はどのくらい伸びましたか?

やはり娘の方が覚えが早かったですね。最初の頃は、おそらく保育園の先生に怒られた言葉「Be quiet」「Stop it」など2単語ずつ覚えてきましたが、最後はネイティブと対等に会話できるようになりました。 日本に帰国してからも、娘はインターナショナル保育園に通い、日中は常に英語を話しています。今、娘は4歳ですが、英語の上達には目を見張るものがあり、バイリンガルと言って良いレベルです。発音もキレイでif構文まで自然に使いこなしているんですよ。

 

……ご夫婦の留学当初の目標、ビジネス英会話の習得は達成できましたか?

私たちは、留学3か月後には中上級レベルになり、英語を英語のまま理解して考え、瞬間的に話すことができるようになりました。留学後半年で、語学学校で一番上のクラスに夫婦でアップし、文法を意識せずに、自然と話せるようになりました。 1年経つ頃には、ネイティブと一般的な会話からビジネスや歴史まで、どんな話題でも深い会話ができるようになり、目標は達成できました。現在は、夫婦ともに仕事上でもSKYPEや電話で英語でのやりとりをしています。

 

……家族で英語上級者に、すごい! 最後に今後のご家族の展望があれば教えていただけますか。

1年間留学したことで、家族の価値観が変わり、視野がグンと広がりました。それに合わせて日本の良いところが見えると同時に「改善した方が良いな」と思うところも見えてきました。 私たちは、人生の選択肢を増やすためにマルタに飛び出していったので、今後も日本の中だけにとどまる必要はないと思っています。子どもの成長と仕事の状況に合わせて、例えば教育水準の高いオランダに住むことも考えています。 今後、海外経験が長くなれば、娘は英語だけでなく第三・第四外国語まで習得できてしまうのではないかとワクワクしています。

▲留学後に家族で

 

マルタで親子留学をしていた1年が「人生で一番良い年でした」と語る稲富さん。現在はマルタ留学がキッカケとなり外資系企業で就業中とのこと。親子留学することで、家族の英語力が飛躍的に向上するだけではなく、視野がグンと広がり、お子さんの成長に合わせて住む国まで選択できるようになったのは、素晴らしいですよね。

 

ライター:木下あやみ
WEB編集ライター歴12年以上。お出かけやグルメ、インタビュー記事の執筆が得意。ママ系のイベント取材を通じて、子育ての重要性を学びました。これまでの経験を活かして、皆様に価値ある情報をお届けできればと思います。出産・育児における疑問や社会的な問題についても、タブーを恐れずに取材を行っていきたいです。