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うちの子あいさつしない…「親が率先してあいさつする姿を見せる」の盲点

子育て

2020.10.06

2020.10.13

「うちの子、あいさつができない」と悩む親は意外と多いもの。家ではちゃんと「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えるのに、家の外では「こんにちは」が言えないといいます。そういったことに悩む親ほど「あいさつは大切」と考えていて、子どもの前でも率先してあいさつする姿を見せてはいるのですが…。

 

どうすれば物怖じせずにあいさつができるようになるのでしょうか。さまざまなプログラムで子どもたちのことば力を育ててきた高取しづかさんに聞きました。

度胸力・プレゼン力のトレーニング】あいさつは気持ちがいいという体験を

年長のYくんは「こんにちは!」と、知らない人であってもいつも元気いっぱい、大きな声であいさつをします。

 

Yくんのママが「それにはワケがあるのよ」と話してくれました。

 

Yくんがまだ3歳くらいのときのことです。公園からの帰り道で工事現場の脇を通った際、働いているおじさんたちと目があったYくん。即座に「こんにちは!」と挨拶をしつつ、ぺコンとお辞儀をしました

 

可愛らしいあいさつに、おじさんたちも嬉しくなったのか元気な声を返してくれ、そばにあったお菓子をくれたそうです。

 

それからというもの、Yくんは周りの人に元気よく「おはようございます!」「こんにちは!」と声をかけて「いい子ね」ということばや笑顔のごほうびをもらっているそうです。

 

「あいさつはマナー」と教えるよりも、あいさつすると気持ちがよかったり、ほめられるなどのオマケがついてくることを体験させるのがいいと思います。

 

でも、「あいさつするのよ」と教えているのに、なかなかできない子どももいるでしょう。あいさつはコミュニケーションの基本。だから気持ちのいいあいさつができる子どもになってほしいと思う親は多いはず。

 

あいさつができない子どもにはどうしたらいいでしょうか。

 

「こんにちは、はどうしたの?」と子どもに促すよりも、まず親が率先してあいさつしてあげてくださいね。子どもは親のやっていることを真似しますから。

 

大事なことは、はじめから「大きな声できちんとしたあいさつ」を望まないこと!どんな小さなことでもいいので、子どもがやっていること、できていることを見つけてことばにしてあげてください。

 

目を合わせていたら「目であいさつしてたね」

小さな声でも言えたら「こんにちは、って言えたね」

 

子どもは自分のやったことを認められると、「もっとやってみよう」と、意欲が出てくるものです。そうやって、子どものことばを引き出していきましょう。

 

PROFILE 高取しづかさん

髙取しづかさんプロフィール写真

NPO法人JAMネットワーク代表、ことばキャンプ教室主宰。「子どもの自立トレーニング」をテーマにメディア出演や講演を行っている。『ことば力のある子は必ず伸びる!』(青春出版社)など著書多数。

 

ことばキャンプとは…

人とつき合っていくときにかかせない、コミュニケーションする力のトレーニングプログラム。 米国の学校や家庭で行われていたオーラルコミュニケーション教育と異文化コミュニケーションを分析し、7つのチカラ(度胸力・論理力・理解力・応答力・語彙力・説得力・プレゼン力)を伸ばすために考案された。7つのチカラ引き上げを狙いとしたトレーニングによって、話すチカラ、聞くチカラを楽しく身につけられる。
ことばキャンプ http://kotobacamp.com/

 

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文/高取しづか イラスト/fancomi

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