「起立性調節障害」には適切な対処が必要

 

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起立性調節障害には「朝起きられない」「午前中はダルい」などといった症状もあり、学業に支障が出たり、ひどい場合には不登校につながりやすいとされています。 水分や塩分を多く摂って血圧低下を防ぐ、規則正しい生活を心がける、日中は適度な運動をする、ストレスをためないなど、症状を軽減させるための対策が必要です。 根本的な治療は難しいですが、日常生活に支障を来している場合は、かかりつけの小児科などで相談することをお勧めします。

 

思春期の子どもは友人関係や学業など、両親に相談できない悩みを抱えているケースも多いもの。 起立性調節障害が疑われるときは、子どもと向き合って、悩みやトラブルなどがないかもよく話し合うようにしましょう。

 

(※1)岡山県教育委員会「起立性調節障害対応ガイドライン」

 

 

文:成田亜希子