俺の金なんだから買ったっていいだろ!(響子さん/32歳/商社勤務)

 

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旦那は医薬品のメーカーに勤務していて、年収は700万程度。私の年収は500万で、ふたり合わせると1000万を超えます。けっこう稼いでいるので、私の給料をあてにすることなんてないと思っていましたが、少し前に激怒する出来事がおこりました。 なんと500万もする高級外車を、私に黙って購入していたのです。旦那の趣味は車とゴルフ。どちらもお金がかかるうえに、スーツや飲み代などもかかります。仕事上のつきあいや営業もあるのだろうと思い、目をつぶってきたのですが…。 「なんで相談もなく、こんな高い買い物したの?」と詰め寄ると、「車くらいでうるさいな! 俺の金で買ったんだからいいだろう」「お前の給料と貯金で、家計は回していけるよね?」と、私をあてにするような言葉。 家計はそれぞれの給料から出し合ってやりくりしていましたが、旦那にとって「自分の給料は全部自分のもの」という感覚だったのです。金遣いが荒いので貯金もほとんどないみたいだし…。 その後、険悪な空気が流れているのは私だけで、旦那のなかではなかった話のように忘れられています。これからも旦那のお金の使い道が不安でなりません。

 

 

文:小森雪代
広告代理店・出版社・編集プロダクションを経て、フリーライターに転身。ゴロゴロしたい願望とは裏腹に、夫と高校生の娘と暮らしで、苦手な家事と仕事に追われる日々を送っています。酒量と体重が増えつつあるものの、仕事後のビールがなによりの楽しみ。