前回は「 味玉のレシピ【究極の半熟卵・ゆで時間は何分?】 」をお届けしました。今回は、ホテルの朝食で出てくるようなとろとろのスクランブルエッグの作り方をご紹介します。自宅でこんなスクランブルエッグが作れたら、ちょっとリッチな気分で1日をスタートできそうです。美味しく作るコツは、とにかくひたすら弱火で調理することです!
まるでホテルの朝食!ふわとろスクランブルエッグの作り方
【材料(1個分)】
卵…2個、バター…10g、塩…ひとつまみ、牛乳…大さじ1
① ボウルに卵を溶き入れ、塩、牛乳を加えます。
② ①をよく混ぜます。
→箸で白身のコシを切るようにして、白身と黄身をしっかり混ぜるのがポイントです。
③ フライパンにバターを入れ、弱火で熱します。
→直径18〜20cmのフッ素樹脂加工のフライパンを使うのがポイントです。直径が大きいフライパンは火が入り過ぎてしまうことがあるので注意しましょう。
④ バターが完全に溶けたら②の卵液を一気に流し入れます。
⑤ シリコンターナー(ゴムベラ)で固まってきた部分を中心に優しく、くるくると全体をかき混ぜながらゆっくり火を入れていきます。
→均等に火を入れるのがポイントです。
⑥ ふわとろに仕上げるためのコツは、焦らないこと。
→焦って火を強めると卵が一気に固まってしまうので、ひたすら弱火で全体に火を入れましょう。
⑦ 30〜40秒ほど混ぜ、全体がとろとろの状態になったら火を止めます。
⑧ すぐに皿に盛り付けたら完成です。
→フライパンに入れたまま放置してしまうと余熱で固まり過ぎてしまうので、注意しましょう。
スクランブルエッグのおすすめの食べ方
田頭さんおすすめは、トーストにハム、スクランブルエッグをのせる簡単メニュー。大人は上から粗びき黒こしょうをかけると、味がピリッと締まります。
次回は「オムレツの作り方【極弱火で黄身が溢れ出す】 」をお届けします。
PROFILE 田頭志保(たがしら・しほ)
フードコーディネーター・フォトグラファー。大学卒業後、新聞社にてカメラマンとして勤務。その後、料理と写真のテクニック、それに携わるフードコーディネーターの仕事に惹かれ、専門学校にて学ぶ。テレビや雑誌で現場技術を取得する傍ら、ロンドン〜中東での料理研究、写真活動を経て、現在フォトグラファー、フードコーディネーターとして活躍中。https://shih5589.wixsite.com/shiho-tagashira
取材・文/田川志乃 撮影/菅井淳子