神経を擦り減らす先輩や上司も


先輩が後輩のミスを指摘するのは普通のことですが、最近ではそれもままならないケースがあるとのこと。世の中の上司や先輩社員からは、「入社3日目の新人に注意したら、いきなりブチギレて辞められた」「年上の後輩がミスを指摘する度に不機嫌な態度をとってきてキツイ」「ミスがあるとやばいから指摘してるのに、それで『パワハラ』とか言われたらたまったもんじゃない」との嘆きも聞こえてきます。

 

ちなみに以前「株式会社日本能率協会マネジメントセンター」が行った「イマドキ若手社員の仕事に対する意識調査」では、「最初に十分な説明のなかった依頼事項について、あとで間違いを指摘された時、どのように感じますか」との設問が。これに64.8%の若手社員が、「最初にきちんと説明をしてくれなかった相手に責任がある」と回答しています。

 

“ミスの指摘”に関する悩みは立場を問わず絶えないようですが、「ミスを指摘できないような環境がまずいのでは?」との意見も。縦・横問わず風通しの良い職場にできると良いですね。

 

文/古山翔