妊娠・出産に関する話題は、とてもデリケートです。特に思い通りにいかないときは、何気ないひと言に深く傷ついたり、その言葉のせいで精神がまいってしまうほど思い悩んだり。他人に言われてもそうですが、ましてや「姑」となると心の傷はさらに深まります。「あの時のひと言が、ずっと頭から離れない」「時が経つほどに憎しみが増す」という妻たち…彼女たちの心をえぐった姑の言葉とは?

 

■結婚は世間体と子どものため?(りかさん/33/事務)

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旦那とは結婚相談所で知り合い、28歳のときに結婚しました。結婚して1年、妊娠した私が義母に「妊娠しました」と報告をしたところ、「よかった! これで世間体が保たれるわ。あの子を結婚相談所に入れてよかった」と言いだしたのです。 続けて、「元気な赤ちゃんを産めるよう、20代の人を選ぶように言ったのよ」「あなたを薦めたのは私なの」とまで。結婚相談所で出会ったのですから、お互い〝結婚相手の条件〟を提示していたことはわかっています。 それが何だったのかは聞いたことはありませんでしたが、多くの会員の中から「旦那自身が私を選んでくれた」のだと信じていました。それなのに…世間体のため、姑のために、私と結婚したように思えて。 旦那は「母さんに言われて君に会ったのは事実だけど、好きになったから結婚したんだ。母さんが薦めたからじゃない」と言ってくれました。 私も旦那のことが好きなので、その言葉を信じることにしました。でも、ふとしたときに(私はこの人の子どもを産むため、姑に選ばれたのでは?)という思いが頭をよぎります。