■隔離しすぎないようにする

赤ちゃんへの悪影響を心配して、最初の数ヶ月はペットを実家に預けるなどして隔離する人がいます。実はこの行動はあまりおすすめできません。 というのも、 ペットにとって他人の家に預けられるのはストレスです。帰宅できたと思ったら新しい住人として赤ちゃんが主役のようになっているという状況はペットが混乱する原因になります。 ペットは預けるのではなく、同じ家で暮らしながらも別の部屋で生活させておき、だんだんと赤ちゃんに慣らしていくようにする方が良いでしょう。 もちろん衛生面も問われます。ペットのトイレトレーニングができていなかったり、外出させたあと足を洗わなかったり、爪切りを怠っているペットがいると赤ちゃんにとって危険です。 赤ちゃんをお迎えする前にペットの飼い方を見直してみることも大切です。 ペットが赤ちゃんに近づいた際、必要以上に叱りつけてしまう人もいるそうです。赤ちゃんのためを思ってのことではありますが、赤ちゃんに近寄るのを禁じられたペットは、赤ちゃんを「親しくしてはいけない存在」として認識してしまいます。 そうなるとこの先長い時間一緒に暮らす存在であっても、お互いに溝ができてしまうでしょう。 よほど攻撃的な性格をしているといったことがなければ、ペットが赤ちゃんを攻撃することはまずありません。 赤ちゃんとペットを同じ部屋に入れるなら、ある程度はペットのことを信頼してあげることも大切です。 万が一、ペットの性格を考え、どうしても赤ちゃんとの共存はできないと判断した場合には、できるだけ早い段階で、赤ちゃんを出産する前に信頼できる新しい飼い主に譲渡することを考えてみてください。