■会費制の結婚式ではご祝儀は不要?
最近では授かり婚や晩婚化からの影響から、結婚式を挙げない選択をするカップルも珍しくありません。また、披露宴ほどの大掛かりな式ではなく、気の合う仲間だけを集めた会費制の結婚式を開くカップルも増えてきました。
実はこの会費制結婚式は、昔から北海道や青森県などの一部地域の慣習だったそうですが、それ以外の地域ではまだまだ一般的ではないと言えます。そのため、招待状に書かれた会費の金額を見て、戸惑ってしまう方も多いようです。
会費の相場は1万円~2万円となっており、新郎・新婦との関係性によらず、参加者は一律でこの金額を支払うこととなります。
できるだけ多くの方に気軽に結婚式に参加してもらいうために、参加者の金銭的負担を軽くしたいという新郎・新婦の思いから設定された金額であり、通常のご祝儀を包むよりも少ない金額で参加できるため、参加者の方も比較的気楽なのではないでしょうか。
その場合は本当にご祝儀を包まなくても良いのか、悩まれる方もいるかもしれませんが、その心配は不要です。
どうしても気持ちを贈りたいという場合には、プレゼントを用意しておくと良いでしょう。欲しいものが分からない場合は、ギフトカードやカタログギフトなど、新郎・新婦が好きなものを選べるプレゼントがおすすめです。
■最近増えてきた海外ウェディングでは?
結婚式とハネムーンを一度に済ませられる手軽さからも人気の海外ウェディングですが、招待された場合には様々な心配事があるでしょう。特にご祝儀は日本で行われる結婚式と同じで良いのか疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
海外ウェディングでのご祝儀の判断基準として分かりやすいのは、新郎・新婦が旅費や宿泊費を負担しているかどうかという点です。
新郎・新婦が旅費・宿泊費を全額、もしくは一部負担されている場合には、通常どおりの金額をご祝儀としてお渡しするのが無難です。
反対に、参加者が旅費・宿泊費を全額負担する場合には、ご祝儀を辞退することができます。この場合には、招待状に「ご祝儀などのお心遣いは不要です。」などの記載がある場合が多いため、それを元に判断しても良いでしょう。 結婚式は何度参加してもマナーに不安が残るもの。事前にしっかり準備をして、当日は新郎・新婦をしっかりお祝いしてあげたいですね。