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本業だけでは満足できない方にとって、副業の存在は非常に大きなものとなります。表向きはサラリーマンとして生活しながら、実は裏で「自分の好きなことで稼ぐ!」なんて努力をしている方もいますよね。 さて、こんな副業ですが「月に数万円程度」という方もいれば、実は本業以上の稼ぎになっているという方もいます。このような場合、ふと頭をよぎるのが「もしも副業を本業にしたら……?」という考えです。 サラリーマン生活を捨て、副業を本業にしたい!と思った場合の注意点を解説します。

■副業を本業にするということは、「安定性」を捨てるということ

副業である程度稼げるようになってきたときに、「副業一本で独立してみようか」と考える方は、決して少なくありません。特に本業で会社勤めをしている場合、会社に言われるとおりに仕事をこなしたり、何かと制約のある上下関係の中で自分のポジションを確保したりと、ストレスを感じる機会も多いことでしょう。 一方副業は、「自分の得意なこと」や「できること」から派生しているケースも多いもの。会社のしがらみや煩わしい上下関係に悩まされることもありません。 また、自分が頑張った分だけ、結果が報酬になって返ってきやすいという特徴もあります。このような側面から考えると、「いずれは副業一本で」と思ってしまうのも、当然のことだと言えるのかもしれませんね。 しかし本業であるサラリーマン生活を捨て、副業だけで生活していくと決める裏には、非常に大きなリスクがあるということを忘れてはいけません。 「会社に雇われる」ということは、想像以上に大きな力で、手厚く保護されているということでもあります。「副業独立」のメリットだけに注目していると、「安定性を捨てる」という非常に大きなデメリットを見逃すことにもなりかねないのです。

■3年後、5年後が見えているか

副業一本で独立する!と決めた場合には、副業の収入が自分の収入の全てとなります。今現在は、副業が本業を上回っている状態かもしれません。しかしその状態は、これから3年先、5年先も継続していくものなのでしょうか。 副業一本でやっていくということは、自分自身が「経営者」の立場になるということでもあります。「今このときの結果」だけではなく、将来を見据えた事業展開、需要の増減についても見込んでいくことが大切です。 もし今の段階で「将来のことはわからず、不安定な状態」という場合には、本業+副業というダブルインカムの状態を、維持していくのがオススメです。 本業にも副業にも、調子の良いときもあれば悪いときもあるはずです。両方を組み合わせることで、お互いにカバーし合えることが、本業をしながら副業にも取り組むメリットと言えます。