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副業の中でも、「好きな時間に取り組める在宅ワーク」として人気が高いのが、テープ起こしです。比較的昔からある副業メニューの一つで、「テープに吹き込まれた音声」を文字に起こすという作業が、主な仕事内容となります。 「テープを聞いて文字に起こすだけなら、自分でもできそう!」と思う方も多いのではないでしょうか。そんなテープ起こしの副業について、魅力や注意点、実際にどの程度稼げるのかなど、気になる点をまとめて紹介します。

■テープ起こしの仕事の種類3つ

テープ起こしの仕事内容は、「依頼を受けた音声を文字に起こすこと」。しかしその内容は、より細かく、3つの種類に分類されます。 ・素起こし


・ケバ取り


・整文、リライト 「素起こし」とは、録音されている音声を、そのまま文字にする仕事内容を指しています。音声を文字にしようとすると、微妙なニュアンスが変わってしまうケースも多いもの。しかし、「それでは困る」という仕事が存在するのも事実です。 このような場合に求められるのが「素起こし」の仕事で、録音されている音声を全てそのまま文字にすることが求められます。一言一句聞き逃さず、正確に作業をする必要があると言えるでしょう。 一方「ケバ取り」とは、余計な音声を取り除き、意味が正しく通じる形で文字に起こす作業となります。無意味な音や、不必要な音は、テープ起こしの段階で省いていきます。 テープ起こしの仕事において、もっとも多いのがこの「ケバ取り」タイプの依頼です。録音された内容の中で、「どこが必要なポイントで、どこが不必要なポイントなのか」を判断する力を求められます。またすっきりとした読みやすい文章に仕上げることも求められますから、「素起こし」よりも難しい部分もあります。 最後の一つ「整文、リライト」は、「ケバ取り」だけでは対応できないような部分も含めて、文章全体を整えながら音声を文字に起こす作業を言います。録音された人の「不要な口癖」を取り除く作業はもちろんのこと、話し言葉を書き言葉へと変換したり、内容によっては「見出し」や「箇条書き」などの装飾を加えたりと、高度な作業を求められます。 「ただ単純に音声を文字にすればOK」と考えていると、「こんなはずじゃなかった!」なんてトラブルにもつながってしまいがちです。 テープ起こしの副業をしよう!と考えたときには、自分がイメージする「テープ起こし」の作業内容についても、一度しっかりと確認しておくと安心ですね。