■「私がもし死んだらの子は…」と弱々しく(奈菜さん/29/飲食店勤務)

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うちの旦那は家事ができません。結婚する前からなので、娘が生まれたからといって変わることもありませんでした。子育てスキルも低いので娘のオムツ替えすら頼めず、すべて私がやっていました。 仕事と家事と育児に追われる日々の疲れが溜まっていたのか、とうとう過労で体調を崩して3日間の入院に。「旦那を矯正するならいましかない」と思い、見舞いに来たときにわざと辛そうなふりをしながら話を持ちかけてみました。 「ねぇ、もし私が死んだらどうするの? あなたは家事も娘の世話もできてないじゃない? その子をちゃんと…ゲホゲホ」なんて弱々しく言うと、旦那は困り果てて固まっていました。「こりゃダメかな?」と諦めて退院したら、驚きの出来事が! 荒れ果てていると覚悟していたわが家は、それなりに片付いているじゃないですか。不器用ながらも頑張ったのでしょう、洗濯物も溜まってないし、台所には料理した形跡もあるんです。やればできるじゃん!  まさに怪我の功名ですね。なんでも言ってみるもんだなと思いました。