職場や地域社会、また子ども関連の関わりにおいて、「人間関係が辛い」「周囲の人との関わりに疲れてしまう」と訴える方は少なくありません。状況によっては、距離を置くこともできず、ただただ我慢を強いられる……なんてこともあるのかもしれませんね。 辛い人間関係を気にしない自分になるためには、いったいどうすれば良いのでしょうか。今日から実践したい、周囲の人との関わり方のコツを紹介します。
■人間関係が辛いのは、周りの目を気にし過ぎているからなのかも?
人間関係が辛いと語る方の中にも、さまざまなパターンが存在しています。実際にトラブルが起き、どうにもならない状態になっている方もいるかもしれません。しかしそれ以上に多いのが、「周囲の人の目線を気にし過ぎていて、自分一人で辛さを抱え込んでしまう……」というパターンです。 人間関係において、辛さやしんどさを感じてしまうのは、「自分らしさ」を出すことができないから。自分の評価よりも他者からの評価を重視するため、相手が思う自分でいようと考えてしまうわけですね。 結果として、別の自分を演じる必要が生じるわけですから、自分が気付かないうちに疲弊してしまうのも、当然のことだと言えるのではないでしょうか。 社会で生きていく以上、人の目を全く気にしないというのは不可能ですし、実践したところで単なる自己中心的な人になってしまう可能性も高いです。とはいえ人の目を気にし過ぎるというのも、考えもの。しんどさを感じたときには、「もしかして人の目を気にし過ぎているのかも?」と、自分自身を見つめ直してみるのがオススメです。
■人の目を気にし過ぎない人生へとシフトしてみよう
人の目を気にし過ぎていることが、疲れや辛さの原因だとしたら、「人の目を気にし過ぎない自分」へと変わっていくことで、人間関係を楽にできる可能性があります。 自分に自信を持って、自分の意見を堂々と伝えるためにも人の目を気にし過ぎないことは重要なポイント。人目を気にし過ぎない自分へと変化するためには、以下の3つのコツを実践してみてください。 ★自分を客観視する癖をつける 人目を気にし過ぎる人は、「もし自分がこんなことをしたら、周囲の人はどう思うだろう」なんて考え、自分の考えや欲求に自分でブレーキをかけてしまいがちです。 とはいえ実際に、他の人が「何か」をしたときに、あなたはその全てを覚えていられるでしょうか?たとえ一瞬何か感じたとしても、そのほとんどは記憶を素通りしていくだけ。たとえミスや失敗があったとしても、そのことをずっと覚えているなんて人は少ないでしょう。 あなた自身の失敗やミスも、周囲の人にとっては所詮その程度のことなのです。自分自身の中にこうした視点を持つことで、「どうせ誰も気にしていないなら、好きなようにやってみるか!」なんてポジティブな気持ちも持ちやすくなります。 ★信頼できる味方を作り、自分をさらけ出してみる 人間は誰でも、すべての人から好かれようとするのは不可能です。だからこそ、心の底から信頼できる人を見つけることが大切です。 自分をさらけ出せる人が一人でも側にいてくれれば、「その他の人にはどう思われてもいい」なんて意識も持ちやすくなります。 本当の味方は、自分をさらけ出したところで、離れていくようなことはありません。自分をさらけ出せる関係が居心地よくなると、そこに惹かれ、また新たな仲間が増える可能性も少なくないのです。 まずは小さな人間関係から、人目を気にせずに過ごせる時間を作っていってみてください。 ★自分が自分を評価する 人目を気にし過ぎる人は、他者からの評価を気にしてしまいがちです。しかし実際には、自分自身を評価できるのは自分だけ。自分の振る舞いを自分で評価し、そして納得できる自分になることが、他人の評価を気にし過ぎない自分へと変わるための第一歩でもあります。 まずは自分の良いところ・好きなところを3つ挙げてみましょう。そして「頑張った!」と思えることに対しては、自分で自分を褒めてあげてください。小さなことでも構いませんから、自分を認めるという行動を習慣づけることで、少しずつ自信を身につけていけます。 自分に自信があれば、周囲の目におびえることもなくなるでしょう。