ママたちに取材していると「プライベートなことを平気で聞き出そうとしたり、ほぼ初対面なのに親友のような距離感で接近してくるママに困っている」という話をよく聞きます。これこそ、人間関係の距離感がちょっと常識はずれな〝距離なしママ〟と呼ばれる人たち。そんなトラブルメーカーの撃退法を教えてもらいました。

 

質問返しが効果テキメン(真奈さん/30/受付)

近所に住むママが、初対面からやたらと私のことを詮索してきました。最初は「趣味はなに?」とか「どんな映画が好き?」などという当たり障りない質問だったので、私も友だちができた気になって楽しく返答していました。

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しかし次第に、彼女の質問はエスカレートしていったんです。


「いまの家賃っていくらなの?」


「旦那さんの年収っていくら?」


「あなた、どこの大学? 何科を出たの?」



個人のプライベートや金銭的なことを掘り下げる質問まで。さすがに答えたくない…でも、きっぱり断る勇気もない。 そんな私が思いついたワザは〝必殺・質問返し〟。自分の答えを言う前に、彼女に同じ質問を返すんです。例えば家賃を聞かれたら「お宅の家賃は?」と聞き返し、旦那の年収を聞かれたら「あなたの旦那さんは?」と返します。 「一筋縄ではいかないママ」という印象を植えつけられるうえ、プライベートなことを聞かれるのは嫌だとわかってくれるかと。さすがの彼女も、返事に詰まってましたよ(笑)。 これを続けたところ効果テキメン。しだいに立ち入った質問をしなくなったので、最近ではほどよい距離感でおつき合いしています。