■専門業者に依頼しても、トラブルが起きる可能性も……!
遺品整理が負担なときには、専門業者に依頼をするのがオススメです。
しかし「専門業者に依頼したからといって、トラブルがゼロになる」と確定するわけではありません。
業者との間でトラブルが起きる可能性もあるということを、頭に入れておきましょう。 遺品整理の現場において、「残された遺品を遺族に見せないまま、自分のものとして着服してしまう」なんてケースがあるのも事実です。 遺品整理を依頼する人は、亡くなった人がどんな遺品を残しているのか、把握していないことも多いもの。
業者の人間が勝手に着服をしたとしても、それを証明するのは、非常に困難になってしまいます。 こうしたトラブルを避けるためには、「プロに依頼するからといって、油断し過ぎない」ということが重要なポイントとなります。
特に現金や貴金属など、その価値がはっきりしているものには、注意する必要があります。 業者の人間に入ってもらう前に、遺族が集まり、こうしたものだけでも確認し、リスト化しておくと良いでしょう。
このような対策をとっておけば、後になって紛失トラブルに巻き込まれることもなくなるのではないでしょうか。 また業者とのトラブルにおいては、「料金」や「不当買取」に関するものも目立ちます。
作業の料金がどのように決定されるのか、また買取を提案された場合にはどのように対処するのかを、あらかじめ遺族間で確認しておきましょう。 信頼できる業者を選択することも、非常に重要なポイントとなります。
■まとめ
身近な人が亡くなり、お葬式を終え、遺品整理へと行きつく頃には、肉体的にも精神的にも疲れ切っている……なんてケースも少なくありません。
追い打ちをかけるようなトラブルが生じれば、その対応で、さらに消耗してしまうと考えられます。 遺品整理でのトラブルは、あらかじめ知識を身につけておけば避けられるものがほとんどです。
「我が家に限って……」などと油断するのではなく、事前にしっかりと予防策を講じておきましょう。
遺品整理の場を、亡くなった人との思い出に浸る、良い機会にできると良いですね。