子どもが小学校に入ったから、そろそろ働きたいな。そう考えているママたちは少なくないようです。でも問題は夫や家族の反対、ですよね。そんなとき、どうやって説得しますか? 今回は、夫が言いそうな反対理由を想定して、その対処法をご紹介しましょう。
<旦那の反対理由1:家事がおろそかになる>
外に働きに出たら、その分、家の中の掃除や洗濯に費やす時間が減るわけだから、当然家事は手抜きになるだろう、というのが大方の夫サイドの見方。物理的にはたしかにその通りだけれど、そこで黙ってしまったら説得はできません。 スキマ時間を上手に使うので手抜きにはなりませんときっぱり答えましょう。
たとえば、夜のうちに洗濯機を回しておいて、朝は干すだけにするとか、家族が起きてくる前にリビングとキッチンの掃除は済ませてしまうとか。実際に行動で示しておくと説得がスムーズになるのではないでしょうか。 また、夕食に出来合いのお惣菜を使う、外食が増えるなどの食事の手抜きも、反対理由として挙げられることが多いようです。
買い物をしてきたら、お肉類は小分けにして冷凍したり、お休みの日に半調理したものを冷凍したり、常備菜をまとめて作ったりと、日々の夕食準備の時短を目指して工夫することで対処できます。
これも口頭で約束するだけではなく、前もって実行して夫に見せておくことが大事ですね。 たしかに、収入が増えると外食の機会も増すかもしれません。
でも、そのあたりはズルズルとファミリーレストランに行く機会を増やすのでなく、毎月第○土曜日の夕食はママが持つから、などと決めておくのがコツ。 つまり、ママはお給料を自分のためではなく家族のために使うというアピールをすることで、賛成が得やすくなるでしょう。
<旦那の反対理由2:子どもとの時間が減る>
ママが仕事をしているので、子どもに鍵を持たせるというのは、子どもがもう小学生以上になっている場合でしょう。
子どもが誰もいない家に帰ってきて留守番をするのは、かなりストレスになると言われます。最近では防犯上も、子どもが一人で玄関の鍵を開けて家に入るというのはリスクが高いかもしれません。
夫が小さいころ鍵っ子を経験していたりすると、なおさら、この反対理由は説得が難しいのも事実でしょう。そんな場合は、子どもが帰宅する時刻前に終わる仕事を探しましょう。あるいは、在宅で稼ぐことを考えてみるのもいいでしょう。
それでも、やはり子どもにはちょとガマンをしてもらっても働きたいというのなら、せめて帰宅後は子ども主導で過ごしたいものです。
子どもの年齢が低ければ、抱きしめたり、向き合って話したりと、スキンシップも含めて密度の濃い時間を作りましょう。
あるいは、宿題をする子どもの傍についているというのもいいそうです。 夫の反対に対して、こうした対策を考えていることを説明するとともに、結果的には、子どもがパパと過ごす時間が増えることも強調するといいでしょう。
「子どもがパパ好きになるわね」と喜ばせるのもいいかもしれません。 そして、何より子どもに犠牲を強いないことを夫にも子どもにも約束しておきましょう。ママのそうした姿勢を見ることで夫も考えを変えるかもしれません。