共働きの家庭にとって、朝起きてから子どもを保育園に送るまでの時間はとにかく慌ただしいものです。そんな慌ただしいときでも、朝ごはんの準備は欠かせません。 ラクしておいしい朝ごはんが食べたい――そんな望みを叶えてくれるのが、バルミューダのトースター「BALMUDA The Toaster」の存在です。発売以来、大人気のトースターですが、仕事柄いろんなトースターを使ってきた筆者もこのトースターで焼き上げたパンはナンバーワンだと思います。一体、普通のトースターと何が違うのでしょうか?
所有欲を満たしてくれるデザインに大満足
あまり家電に詳しくない人でも、おそらくバルミューダのトースターの存在は知っているはず。その理由のひとつとして、とにかくシンプルなデザインだからというのがあるのでは?
前面にモードと時間のダイヤルとブランドのロゴのみという潔さは、なかなかオーブンタイプのトースターでは見かけません。シンプルで生活感を感じさせないので、キッチン周りをスッキリ見せられるのがいいですね。 本体サイズは幅357×奥行き321×高さ209mm。食パン2枚が焼けるタイプなので、3~4人家族なら一度の食事で2回焼くイメージです。
5ccの水を入れて焼くのがおいしさの秘密
BALMUDA The Toasterはパンを焼くときに5ccの水を入れます。この水がパンをおいしく焼き上げるのに不可欠なんです。
水を入れたらモードを選びます。トーストは「トーストモード」と、上火が強い「チーズトーストモード」の2種類。ベーグルやイングリッシュマフィンはトーストモード、ピザトーストや野菜や果物を載せるメニューはチーズトーストモードといったふうに、食べるパンによって使い分けます。
フランスパンやクロワッサンといった温めを重視したいパンのためのモードも搭載しています。表面に焼き目を付けずに中を温めるなら「フランスパンモード」、中を温めながら表面をサクッとさせるなら「クロワッサンモード」を使います。普通のトースターでは焦がしやすいデニュッシュ系のパンやメロンパンなどの菓子パンのためのモードは、とくにBALMUDA The Toasterで試してほしいところです。 あとはダイヤルを回して時間を設定すると、加熱がスタート。常温のパンを焼くときよりも1~2分長く設定すれば、冷凍のままのパンもおいしく仕上がります。
さっくりともっちりのバランスが絶妙なトーストが完成
特売で買ったスーパーの食パンですら、劇的においしくなるのがBALMUDA The Toasterの最大の魅力。実際にいろんな食パンを焼いてみましたが、総じて小麦の香りがぐっと引き立っていました。
一般的なトースターはどうしても内側の水分が抜けやすく、全体的にサクサクした食感になりがちですが、BALMUDA The Toasterなら表面はサクサク、中はもっちり! これは、庫内に充満したスチームがパンの表面を覆うから。そのスチームが高温になることでパンの表面をすばやく焼き上げ、パンの中の水分やバター、香りがしっかり残るそうです。
バルミューダのサイトを見てみると、トースターを使ったさまざまなレシピが出ているのもうれしいポイントです。ちなみに筆者は、「チーズトーストモード」でアボカド、チーズを載せて焼いたものにメープルシロップをかけて食べるというオリジナルレシピがお気に入り。トーストひとつでいろんなレシピを考えたくなるのもBALMUDA The Toasterだからこそ。
BALMUDA The Toasterは公式オンラインストアで税込2万4732円で販売中。トースターとしては少し割高ですが、家族みんなでパンの焼き上がる時間が楽しみになること必至。パンを焼くのはもちろん、コンパクトオーブンとしても活用してみてください。
BALMUDA The Toaster
本体サイズ:幅357×奥行き321×高さ209mm
庫内サイズ:幅274×奥行き204×高さ178mm
定格消費電力:1300W
BALMUDA https://www.balmuda.com/jp/
文/今西絢美