かつては出産や育児を経験した、女としての人生の先輩である「姑」。同じ経験をして来たからこそ知っている「女性特有の悩み」を相談してみたママたちに、思いもよらない口撃が降り注ぎました。理解してもらえると思ったのが間違いだったのか? 私が甘えているのか? 自問自答して苦しむママたちのお話です。
「いつでも頼ってね」の嘘(まりえさん/29歳/育休中)
初めての出産を迎えるにあたり、姑が何度も「いつでも私を頼ってね」と声をかけてくれました。義実家は徒歩圏内だし、(いざというときは頼らせてもらおう)とありがたく思っていたんです。 そして帝王切開の末、無事に女の子を出産。傷が痛むなかでの新生児の世話は、想像以上に体力を奪われるものでした。(ちょっとでもいいから寝かせて)と思っても、すぐに娘が泣きだし、心身ともに限界。
そこで姑に連絡して「仮眠をとりたいので、数時間だけ赤ちゃんの面倒を見てほしい」とお願いしたんです。電話をすると、姑はすぐに駆けつけてくれました。(ありがたい…)と感じたのもつかの間、姑の口から思いもよらぬ言葉が。
「私は誰にも頼らずに息子を育て上げたのよ」
「こんなんで音を上げてたらダメじゃない!」
それでも仮眠したい一心で、朦朧としつつ「すみません、私は寝室に…」と立ちあがった瞬間、追い討ちをかけるように「最初のひと月なんて、不眠不休でやるものよ!」と背中に怒声を浴びせられたんです。
同じように子育てを経験した母親なら、「大変よね、分かるわ」と寄り添ってくれると思ったのに…私が甘かったんでしょうか。それ以降は一度も、姑を頼ったことはありません。