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■ゲーム以外の楽しさを教えよう!

子どもが「勉強時間」と「自由時間」を、しっかりと分けて考えられるようになれば、親としてはまず一安心です。しかしそれでも、「自分の余暇のすべてを、ゲームに費やしてしまう……」というのは、気になる状況かもしれませんね。 ゲーム以外の世界にも目を向けてほしい……。リアルな生活の中で、人とのコミュニケーションを楽しんでほしい……。こんな風に思ったときには、親が積極的に「ゲーム以外の楽しさ」を教えていく必要があります。 子どもがゲームに没頭するのは、ゲームの世界が楽しいからです。ゲーム以上に楽しいことを見つけることができれば、自然とゲームとの距離は離れていくでしょう。 ・一緒にキャンプに出掛けてみる

 

・新しい習い事をスタートしてみる

 

 

・ゲームの世界とリンクするような、リアルな世界を経験させてみる 子どもの好きなことを見つけるためには、まず子どもがゲーム以外に、どんなことに関心を示すのか知る必要があります。もしピンとこなければ、手あたり次第試してみるのも良いでしょう。 また、一言で「ゲームが好き」と言っても、その内容はさまざまです。ゲームのどんなところが好きなのかを、子ども自身に教えてもらえば、ゲーム以外の世界でも、子どもが好きそうなものを見つけられるかもしれません。 いろいろ努力をしても駄目だった……という場合でも、悲観する必要はありません。こんなときには、親も子どもと一緒に、同じゲームを楽しんでみれば良いのです。 親子で一緒にゲームを楽しめば、自然と世界は広がっていきます。親子のコミュニケーションも深まり、不安も軽減できるのではないでしょうか。 ■まとめ 子どもの頃にゲーム好きだった人が、大人になってゲーム関連の職に就くというケースは、決して少なくありません。これも一つの「好き」の形。子どもが自分なりに自分の適正を見極め、将来につながる道を見つけ出したということなのでしょう。 大切なのは、「好きなこと」と「やらなければならないこと」をしっかりと判断し、理性によって、自分の力でコントロールできるよう、育てていくということです。「自由」と「責任」を意識して、子どもと一緒に「ゲームをやるときのルール」について、話し合ってみてくださいね。