■レシチンが多く含まれる食べ物は?
大豆レシチンと卵黄レシチンの2種類がありますが、その名前から簡単に多く含まれる食べ物はわかりますよね。当然ですが、大豆と卵黄ということになります。 その他には、ウニ、ウナギ、銀杏、レバーにレシチンが多く含まれています。これらの食べ物を毎日というのは大変ですが、大豆と卵黄であれば、毎日の食事でしっかりと摂ることも可能ではないでしょうか。 他にも、レシチンには乳化作用があるため、食品添加物としても使用されています。マーガリンやチョコレートがその一部となります。ただし、レシチンの摂取と考えればよいですが、糖質や脂質が多く含まれているということもあり、こちらの場合は食べ過ぎには注意が必要ですね。 ただし、レシチンの性質として、熱に弱いということがあります。ですから、できるだけ熱を加えない状態で食べるのがよいと言えます。例えば、卵黄の場合、ゆで卵や目玉焼きの場合、熱を加えてしまいます。ですから、熱を加えないで卵黄を食べる方法である卵かけご飯や、卵自体を生のまま、薬味のようにして食べるのがよさそうです。目玉焼きであれば、半熟といったところでしょうか。 こちらは、食品ではありませんが、乳化作用を利用して、化粧品の乳液やクリームにも含まれています。
■レシチンとダイエット
レシチンには細胞の外から栄養素を取り込み、老廃物を排出する効果があります。ですから、レシチンを多く含む細胞は代謝が良くなります。代謝が良くなると、余分な脂質をエネルギーとして消費しやすくなります。ということは、ダイエットにおいては余分な脂質を燃焼されるというのは大きな効果があるということになりますよね。 また、レシチンは血管内でもその乳化作用によって大きな力を発揮します。血液中に中性脂肪や悪玉コレステロールが増えてくると血液がどろどろになり時に詰まったり、血流を阻害してしまうことがあります。それがレシチンの作用で血液をサラサラにしながら悪玉コレステロールを減らすことができるのです。 レシチンをしっかりと摂取することは生活習慣病の予防とダイエットにはとても効果的なのです。もちろん、だからといって食べ過ぎていたのではせっかくのレシチンの効果が無駄になってしまいます。しっかりとレシチンを摂ったうえで食事の適正化と適度な運動がダイエットにはとても効果的となるのです。
■まとめ
レシチンが健康な体を作るだけでなくダイエットにもとても効果的なことが分かったと思います。ですが、レシチンを食事だけで摂ろうとした場合、1日の食事が大豆だらけになってしまいます。 しっかりとレシチンを摂りたいのであれば、食事の改善はもちろんですが、サプリメント等での摂取も考えて見る価値はありそうです。