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進学や就職などで訪れる“自立”のタイミング。もちろん「実家を出なければならない」決まりではありませんが、最近は実家暮らしの大人のことを“子ども部屋おじさん・おばさん”と呼ぶようになっているそうです。

 

有名アーティストも“子ども部屋おじさん”だった!


SNSで“子ども部屋おじさん”という呼称が話題になると、実家暮らしだという男性が続々と自室の画像を投稿。“子ども部屋おばさん”も現れ、子どものころに購入した漫画が並ぶ本棚や、子ども用のぬいぐるみが置かれた部屋の画像が溢れ返ったのです。

 

そのような子ども部屋おじさん・おばさんが相次いで名乗りを上げるなか、シンガーソングライターの岡崎体育さんも反応。「俺やんけ」というひと言を添えて、子ども部屋おじさんをめぐるネット上のまとめ記事を紹介しました。

 

子ども部屋おじさんであることを明かした岡崎さんは、実家で生活しながら楽曲制作にまい進中。今年1月には「5年間在籍したバイトを辞めてきました!」とツイッターで報告し、アルバイト先に感謝の言葉を綴っていました。どうやら子ども部屋おじさん・おばさんには、様々なライフスタイルがあるようです。

 

“中年の実家暮らし”に向けられるマイナスイメージ


ネット上では早くも「こどおじ・こどおば」と略称で呼ばれはじめている“中年の実家暮らし”。かつては「パラサイト・シングル」という呼称で話題になりましたが、名前を変えて再びスポットライトが当たっています。

 

いっぽうでパラサイト・シングルと同様、「こどおじ・こどおば」には言葉の響きにどことなくマイナスイメージが含まれているため批判的な反応もあるようす。ネット上には、「実家が通勤圏内なら実家暮らしもアリだと思うんだけどなぁ」「なんでこんなに実家暮らしの人って煽られるような名前で呼ばれるのかね」「親の介護とか経済的な理由で実家暮らしの人もいるだろうから、一括りにするのは違和感がある」といった声が見られました。

 

やはり“経済面”のメリットを強調する人が多く、ネット上ではほかにも「実家暮らしは出費を抑えられるから私は助かってます」「実家に依存しなくてもいい社会が構築されない限り、どんな呼び名をつけられようが大人の実家暮らしはなくならないと思う」「たとえ働いていても、さらに先を見据えて貯蓄できる点で実家暮らしは有効」などの反応が寄せられています。