以前から議論になっていたキラキラネーム問題


以前放送された『5時に夢中!』(TOKYO MX)では、スピリチュアリストの江原啓之さんが「キラキラネームって本当に子どもにとって幸せなのだろうか」「親の願望だけでそうしちゃいけない」とコメント。キラキラネームについて苦言を呈していました。

 

一昔前から様々な議論を呼んでいたキラキラネーム。以前ネット上では、「一度も名前を初対面で正しくよまれたことがない」という女性のお悩みが話題になっていました。彼女の名前はとあるアイドルグループが由来となっているのですが、バイトの面接などでも「すごい名前だね」と言われることが多数。将来に不安を感じ、親と口論になったといいます。

 

結果彼女は両親から叱られ、「一生懸命考えた名前なんだから謝りなさい」と言われる始末。このエピソードに世間の人々からは、「謝らなくていいでしょ。むしろ無責任に名づけたことを謝るべき」「名づけは子どもが大人になった時のことまで考えないとだめだよね」「アイドルグループからとった名前って、“一生懸命考えた”名前なのだろうか」「自己紹介のたびに聞き返されるのは可哀そうだし、せめて読める名前にしてもらいたい」と同情の声が上がっています。

 

またキラキラネームの騒動で有名なのは“悪魔ちゃん事件”。90年代に話題になった騒動で、端を発したのは東京都昭島市の役所に提出された出生届。名前の欄に“悪魔”と書かれていたのですが、どちらも常用漢字だったため一度は受け入れられました。しかしその後不適切であるとして、行政が受理を拒否。この一件は大体的に報道されており、キラキラネーム問題の“元祖”とも言われています。

 

ちなみにベビー用品の企画・販売を手掛ける「三起商行株式会社」が行ったアンケートでは、「お子さまの名前を決める際に意識したことや、気をつけたことを教えてください」との質問が。これに49.7%の人が「キラキラネームを避ける」と回答しており、全体の第3位になっていました。