夫から妻への“感謝”は伝わりづらい?
共働き夫妻にとって、家事や育児を「どう分担するか」は難しいテーマ。パナソニック株式会社は、30代~40代の夫婦を対象に「ライフスタイル調査」を実施。夫婦がお互いに抱える“リアルな声”を明らかにしています。
はじめに「家事の分担はどのくらいですか?」と質問。妻が思う理想の比率は、夫(34):妻(66)なのに対し、現実の比率は夫(20):妻(80)という結果となりました。「帰ってきてから、一息つく間もなく料理にとりかからないといけない」「正直、毎日のお弁当作りだけでも目が回りそう…」といった妻の本音も紹介されることに。
しかしこうした妻の働きに対し、夫は“思った以上に”感謝の気持ちを感じているよう。「夫から妻への評価」を尋ねると、平均点は「76点」。一方で妻による「妻自身の評価」が「61点」だったことから、「夫は感謝をしているが、あまり妻へは伝わっていない」と言えるのかもしれません。
同調査では最後に、「家事をもっと分担して引き受けたいと思っている夫」の割合も紹介。実に72.4%の夫が、「YES」と回答していました。“うまく言えないけれど引き受けたい”と感じている夫は、世の中に意外と多そうですね。
文/古山翔