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■大人が楽しめる絵本は、どう選ぶのが正解なの?

大人が趣味として絵本を楽しもうと思ったときに、重要なポイントとなるのが「どんな絵を選ぶのか」ということです。多数の絵本の中から、好みの絵本に出会えるかどうかが、鍵となります。 絵本選びで悩んだときには、図書館に出掛けてみるのもオススメです。特に深く考える必要はありませんから、「表紙が好み」「この作家さん、知ってる!」などの理由で、数冊選んでみてください。 実際に「いいな」と思えるジャンルが見つかったら、そこから少しずつ、範囲を広げていくのがオススメです。 大人の絵本選びに、正解はありません。基本的には、どんな絵本を選んでもOKです。自分にとって関心の高い絵本から選択してみてください。 ・表紙が美しく、思わず家に飾っておきたくなる絵本


・子どもの頃に大好きだった絵本


・自分の子どもが、興味を抱いている絵本


・自分の立場で、感情移入しやすい絵本 「どの絵本を選んでも正解!」と考えると、「次はどれを選ぼうか」なんて楽しみも、広がっていくのかもしれませんね。

 

■大人の絵本、オススメ3つ

「どれでもいいと言われると、よりいっそう悩んでしまう!」という方には、こちらの絵本がオススメです。大人世代にも人気が高い絵本を、3つ紹介します。 ★『ブローチ』渡邉良重・内田也哉子作 女性好みのかわいらしいイラストが印象的な絵本です。内部にちりばめられた文章も、知的で心に訴えかけるような、美しいものばかり。全てのページが薄いトレーシングペーパーでできていて、自然とページをめくる手が、優しくなります。ページが透けることで、次々と違った景色を見せてくれる絵本なので、これまでにはない魅力を満喫できるでしょう。 ★『笑顔の花が咲く』トレーシー・コーデュロイ作 ずばり「大人の絵本」という新たなジャンルで登場し、注目を集めた一作です。美しいイラストと、心温まる柔らかなストーリーは、大人だからこそ胸に響くものだと言えるでしょう。周囲の人との間の絆や思いやりの大切さを、静かに訴えかけてくれる、特別な絵本です。人間関係に疲れてしまったときにも、そっと開いてみてください。 ★『きょうというひ』荒井良二作 「きょうというひ」を美しく、そして詩的に表現した魅力的な一冊です。美しい絵と文字のリズムが、胸にじんわりと染み渡るような感覚を味わえることでしょう。冬の夜、一人静かに開いてみれば、「きょうというひ」の特別さや大切さをきっと認識できるはず。美しい表紙にも、ぜひ注目してみてください。

 

■まとめ

絵本は決して「子どもだけが楽しめるもの」ではありません。大人には大人の「絵本の楽しみ方」がありますから、興味を抱いたら、ぜひ自分のために表紙を開いてみてください。 絵本の中には、美しい風景も、子どもの頃の素直な気持ちもあふれています。大人になった今だからこそ、再発見できるポイントも多くあるはずです。 「絵本を読むと癒やされる!」というママたちは、決して少なくありません。単純に「子どものためのもの」と割り切るのではなく、ぜひ自分の趣味として楽しんでみてはいかがでしょうか。新たな趣味の世界が、お疲れママたちの心をそっと癒やしてくれますよ。