失敗を恐れる“イマドキ若手社員”
過去に株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、「イマドキ若手社員の仕事に対する意識調査」を実施。新入社員だけでなく、上司や先輩に対しても“新人の働き方”と“指導者の接し方”についてアンケートを取っています。
はじめに「新入社員に期待していること」を尋ねたところ、「素直に指導を受け入れる」「指示を正確に受け、仕事を安心して任せられる」が上位の回答に。一方で新入社員に対して“周りから期待されていること”を質問すると、「定時に出社し、無断欠勤をしない」「身だしなみに新人らしい新鮮さがある」がランクイン。アンケート結果から、新入社員と上司の認識の違いが明確になりました。
ちなみにアンケートに答えた新入社員は、「失敗は重要」と思う傾向が強い様子。しかし“責任ある仕事は任されたくない”と答えた割合は、半数超えの62.4%でした。実際に行動で示す人は少なく、失敗を恐れている人が多いよう。アグレッシブに挑戦する新入社員が理想的なので、“ミスを恐れない心”を持つことが大切なのかもしれません。
文/内田裕子