自分で不倫しておきながら、それがバレて話し合いになると「君がしたいなら離婚する」「まだ子どもが小さいから…」などと、まるで人ごとようなの発言をする夫たち。事実を知ったダメージはもちろん、優柔不断な夫の人間性に失望し追い詰められる妻たち。〝優しい夫〟に真綿で首を絞められるような、苦しい胸の内を語ってくれました。
どちらにも優しいのは罪(加奈子さん/28歳/美容師)
結婚2年目、旦那がさっそく不倫しました。私が職場研修や勉強に忙しくしていたので、「自分が後回しにされたようで寂しかった」と言うのです。(そんな子どもみたいな理由で不倫かよ!)と脱力しながらも、今後どうするか話し合いを続けました。 夫は、「離婚したくはない。加奈子を失いたくない」と言います。しかし相手のことも「悪い子じゃないんだ。僕と同じように、寂しい思いをしていたみたいで。とても優しい、いい子で…」と、相手に愛情が残っているともとれる発言をするのです。
大切なのは、私と相手の女どっちなの?! 離婚したくないならば「自分が悪かった!」と誠意をもって謝って、不倫関係はきっちり清算してほしい。女からしたら「大事なのはお前だけだ!」と断言してほしい…そんな言葉はいっさいなく、私と相手を天秤にのせているような言い方ばかりするので、許す気にはなれませんでした。